これからの時代は過去の延長ではない 1月第4週号

#48 Transformational Coaching

「これからの時代は過去の延長ではない」と何度もお話をしています。
過去を引きずらないで新しい時代を考えましょう。

「どうやって?」

そんなに簡単に理解できることではないことも事実です。 殆どの人たちは論理的で現実的な左脳で思考しているからです。

今まで自分が持っていた価値観、信念も全く変わってくる時代です。ほとんどの科学実証されていないことは(科学実証されていることそれ自体が非常に少ないのですが)、自分の個人的な理解(見解)と納得なので、それが正しいとかいうことではないのですが…。

これからは人間の思考さえもAI(人口知能)・コグニティブコンピューターにとって変わられようとしているのです。 もし本当に人間の思考が今のままでこれ以上発達しない場合、これは現実になるかもしれません。

過去の延長に未来はないというのは、何度も使っている言い回しですが、本当にこれまでのような積み上げ方式の思考で物事を考えていたのでは皆同じ考え方になり、新しいものどころか全てが大きな考え方に包含されてしまいます。

最終的には Walmart, IBM, Microsoft, Apple, Toyota, Volkswagen などのようになってしまうでしょう。 ここで話しているのはエグゼクティブコーチがいま提案しているものは何かということです。

エグゼクティブが今までの思考方法だけではなく、新しい思考方法を取り入れて未来に挑戦していかなくては、ロボット、AI コグ二ティブ・コンピューターにとって変わられてしまってもおかしくないことが数多く生じてきます。

今から未来に挑戦する思考法を考えましょうということです。

スマートフォンが5年前にはどんなだったかを思い出してください。

出来るかできないかは個人の度量の問題です。いろいろなことを考えていると常にその基となる人間の価値観に直面します。 これこそが思考の壁になっていると私自身思っています。

もしその価値観、または自分が正しいと思っている科学実証されていない事柄を無視あるいは脇に置いておいて、物事をゼロから考えないとグローバル思考の限界に来てしまいます。そのようにならないためのTIPSです。

この新しい思考法を何度も多くの賢人にぶつけています。

どのようにして現在持っている価値観、信念をいったん脇に置いて新しい思考を巡らすことができるのか、その結果何が出てくるのかを問いかけています。

これができるといろいろなアイデア、ヒラメキが出てきます。

もちろん直ぐに「はい、これです」と出てくるものは潜在意識からの顕在意識への移行であって新しい思考法によるアイデアではありません。 この意味するところを汲んで発達段階的に移行していくので時間がかかります。

それでは今持っている価値観、信念を本当に無視できるか、メディテーションの境地に入ることが出来るのでしょうか。 それらができてその上での思考になりますので、時間がかかることでしょう。 もう一度答えを探してください。

あなたの価値観を一旦脇に置いて、新しい自分の価値観を探すにはどうしたら良いですか?

またはこれからの新しいビジネスモデルを考え、今までの価値観ではない価値観で考えるとしたらどんなヒラメキがありますか?

重要度と緊急度の関係性もこれからは違ってきます。

何が重要かは価値観を変えれば自ずと変わりますので、上流を変えなければ結局は何も変わらないということです。

では皆さんが考える上流とはなんでしょう。

上流探しをしましょう。


杉井要一郎
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