9月第3週号 7つ思考法とエグゼクティブコーチング リーダーの思考法をエグゼクティブコーチングでマスターする。

#82_経営者のための思考・エグゼクティブコーチング

あなたの最も大切なもの、それは健康です。健康でなければ自分の頭で考えることも、行動に移すことも出来ません。

7つのエグゼクティブの思考法をマスターすることによってあなたは素晴らしい未来にむけての自分の人生を切り拓き、経営者を成功に導くことができるのです。


経営者のための思考・エグゼクティブコーチング

グローバル社会で勝ち残り、成功者となることを考えるときあなたの頭の中でどのような考えを巡らせていますか。それがあなたの普段の思考法です。

エグゼクティブとして一番大切なものは、リーダーシップ資質です。そしてこの資質を向上させるのがエグゼクティブコーチングです。

  • コミュニケーション能力
  • 思考力 
  • 信頼
  • 自信
  • 実行力
  • 人間関係                  
会社のリーダーや幹部は、これらの資質を今までよりもよくすることで未来に向かってさらに挑戦できるのです。さもなければそれらのほとんどは5年後には CPUに取って代わられてしまいます。そうならないためにも人間の思考力、それも潜在能力が発揮する未来への想像力、思考力が重要なのです。

思考力には持って生まれた思考力もありますが、リーダーに求められる思考力はもっと研ぎ澄まされていなければなりません。

人で一杯の交差点を他の人にぶつからずに渡れるのも、人間の本能によるものです。それらは人間の五感から来たものです。

ではリーダーの資質として大切な五感の次に来る第六感(Sixth sense)、あるいはそれ以上のモノとは何でしょう、そしてそれはどこから来るのでしょう。

私どもがエグゼクティブ、会社の幹部、リーダーにコーチをしていることの中に思考力があります。この思考力の最も大切なことを少しお話しします。

それは未来に対しての思考力です。人間以外の動物にはこの能力はありません。

その思考力とは


1.未来に向けた長期的思考 

ビジョン、先見性、未来目標など、目の前にある短期的な大事な事よりももっと重要なことです。問題解決的な左脳思考プラス右脳思考です。戦略よりももっと長期にわたる思考です。


2.直感的な発想力、想像力、インスピレーションのような創造的思考
これらはその人の持っている資質を十分に開発してあげることです。これらは五感以上に脳を駆使して思考力を高めます。リーダーの開発力、戦略思考等です。

3.倫理的思考
生まれ持っている人の徳、性善説、倫理観等にまつわる思考。一人で考えるだけでなく社会的な思考力です。

4.論理的思考
物事を整理するために必要な判断力を養うための思考力です。別名左脳思考です。

5.感情的思考
右脳思考で芸術家、幸福感等を追及するうえで必要な能力です。一般にはビジネスで使われることは少なく、自由に好きな事をしながら情熱と感情で抽象的に物事を掴んでいる思考法です。

6.システミック、システム思考
全体(静態)がどのようにエネルギッシュに動的(ダイナミック)に発展していくかを考える思考法です。全体を見ながら3次元移動させる思考法です。

7.連鎖思考・アナログ思考
人間の価値観、信念、自尊心等を発達段階的に、あるいは経験的に上げていく思考法です。判断力には論理的な思考だけでは解決できない事が一杯あるのです。 

その他いくらでも思考法は考えられます。

エグゼクティブコーチングとは、上記のような思考を持つ経営者、経営幹部、リーダーが未来に向かって進むための思考力を上げるサポートをすることです。

その結果として次のような力がついてきます。

  •  判断力、決断力,先見力
  •  実行力、想像力、
  •  忍耐力、メンタルタフネス
リーダーは他の人にはない自分の思考で、新しい時代に多くの人がついてくるような環境を作り上げることができるのです。

コーチはこれらの思考を直接教えるのではなく全体的なフレームを持って、クライアントが自分で考えられるようにするのです。その人が持っているポテンシャルをいかに発揮させられるか考えさせ、知恵を出させるのです。

人の思考、特にリーダーの過去の成功/失敗体験を持つ人の変化、変容は非常に難しいです。彼らは競合や困難に打ち勝つために色々と研究し、ゴールを勝ち取る ためにチーム力を発達させ、長い時間をかけて思考を鍛えてきました。特にマネージャーの人たちは短期的にはどのようにすればゴールを達成できるか、長期的 には部下たちを燃え尽き症候群にならないようなモチベーションをどのように与えるのかを学んできたのです。これらは現在の経営においてはとても重要で、特 に効果的な営業活動にはなくてはならない行動理論です。

では今後の営業活動でもこれと全く同じことが言えるのでしょうか。あるいはこれだけ変化が激しい競争環境の下でこれまでの戦略/戦術が当てはまるとして、それらによって競合に勝つことができるのでしょうか。

変化に対応するためには、その変化に沿った柔軟な思考を持たなければなりません。しかしそうは言っても直ちに変わることはできないので、その変化までの間の思考に柔軟性がなければ、新しい思考を持ったリーダーに置いてきぼりにされてしまうのです。

これが思考の出発点です。それは見方を変える観察思考からはじまります。どのようにすれば勝つかの戦略的思考を持つことがこれに続き、次にマインドの強化 です。これらの変化に対応できるチャレンジ精神の醸成をしなければなりません。それらは変化の対応に慣れた人でないとわかりませんので、経験者と共に行動 することです。

そのために勉強やトレーニングをして、しっかり頭に叩き込んでから行動に移るのです。知識と行動が伴えば後は楽です、それらを当たり前にすればよいだけです。

コーチはこれらの一連のプロセスを経験やメンタルなトレーニングから知っているのです。実際の研修、コーチングを受けなければ結局は頭でっかちで終わってしまいます。

我々グレディスの仕事はクライアントにヒラメキが出るまで考えるということを教えることです。

潜在意識から出る資質を駆使してヒラメキを変容させるのです。変革を通して変容は生まれます。

これらをTransformational と言います。

さあ素晴らしい未来のリーダーになるために、Creativityを育てて思考の勉強をしましょう。 


杉井要一郎 / 2015年9月第3週号 © All rights Reserved by Gledis Inc.

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