7月第5週号 コーチ・教師 指導(スーパビジョン・コーチング)

#129 スーパビジョン・コーチング

スーパービジョンコーチ

・教師が自分の指導者を持つコーチ

・教師が常に時代の最先端の知識やスキルを意識し、研究学習していくためには何をしたらよいのでしょう。

その答えがここにあります。

それらを学んで人生を楽しんでもらいたいのです。


コーチ・教師自身のためにも、クライアント・生徒たちのためにも大切な時代の波をキャッチアップするのです。上級者やトレーナーによる、アップグレードのための学習Learningです。最近のパラダイムの変革には教師、コーチはもちろんクライアントもついていけないのです。

同時にこのスーパービジョンで、クライアントとの間で生じたいろいろな疑問、どうしたら良いかわからないことなどの再確認を行うのです。

あなたは会社のリーダー、マネージャーになってどのくらいたっていますか。

もう3年以上たっているとしたら今と3年前との政治、経済、商業(金融)、教育環境がどのように変わっているかおわかりだと思います。

あなたは過去の事をもう大分忘れているのです。あるいは古い枠組みのことだけを金科玉条のごとく大切にして、新しい思考法や指導法を学んでいないのです。3年前と今とでは使い物にならないものも出てきているのです。
この3年間のパラダイムの変化はすべての要素を根こそぎ変えてしまったのです。

イギリスはEUを離れ、ロシアの経済は資源から遠のき、中国は政治的、経済的に困窮し、アメリカは大統領選挙を迎えて未だかってない共和党と民主党の戦いになってきました。

あなたはこれらの変化をどのように感じますか。あなたはどのような人たちに相談したり、コーチをしてもらっていますか。ITリテラシー(コミュニケーションツール)も全く変わってしまっているのです。

皆さんの使っているPCもOSのversionが変わっているのです。
使いやすかったのにWindows7に替わってWindows10がデファクトになっているのです。あなたはいわゆる茹で蛙になっているのです。




この3年間にあなたは時代変化の最新情報と先端思考の勉強をしましたか。今までとのギャップが何かそしてそのギャップを埋める行動をする努力をされましたか・

あなたが教師、コーチになってどのくらいたちますか。最近どのような変化を自分の肌で感じていますか。

何が違うのか?

ここ10年で劇的に世の中が変わっているのにあなたの思考スタイルは全く昔のまま、浦島太郎なのです。これは問題解決の話ではなく処理能力の話です。

これは教育の場合だけでなく、スポーツ、経済、政治も同じです。
スーパービジョンは3年に一回は受けるものです。義務教育と同じです。
特に教育に関しては今までとは比べ物にならないほど急激な変化が起こっているのです。知っていますか、子供たちの質問の内容が10年前と全く違っているのを。

それはインターネット,スマートフォンのSNS、データーベース、Deep LearningによるAIの発達などにより、一般の情報レベルが変化して10年前に大人が考えていたことを今の子供たちが考えているのです。それも日常の会話としてです。アリストテレスが話していたようなことを当たり前に話している時代です。

もちろんコーチングも全く同じテンポで進歩しています。特に経営幹部に対するエグゼクティブコーチングの場合はその変化のスピードが激しいのです。

なぜでしょう。

昔の教育で今でも通用するのは中国の古典、ドイツの哲学位でしょう。
それらは帝王学であり、人間の本質論です。またまだAIが追いついていないところです。

なぜなら近代の学問は余りにも小手先すぎて厚み、深み、幅がなく、時代の移り変わりのスピードが速すぎて、人がついていけないのです。

戦略の変化だけではなく戦術も変化がはげしく、日常生活に欠かせない金融工学でさえ混迷しているほどです。
戦略が次々変わっているのに戦術で戦おうとしているのが今の人たちです。

単なる問題処理ではなく、未来の課題・Issueを想像しなければならないのです。未来の問題を定義するだけの叡智を至急持たなければだめなのです。ですからスーパーバイザーによるビジョン・ミッション教育が必要なのです。

あなたは今までの目的、ゴール思考のままでいるのですか。
今までではその内容をどのように受け取るか、受け手側の思考も時間があったのですが今ではアッと言うまに内容が変わります。そのスピードについていける人とついていけない人が同時に存在しています。

これをレバレッジバランスと言い、内容だけではなく周囲とのバランスもとらないといけません。世の中は混とんとしてばらばらになっているのです。あなたは頭の中を整理できますか。今あなたは時代のどこにいて何をしているのでしょう。

100年前は今と違って自動車、鉄道も少なくスローライフの時代です。思考もスローでした。
では、何が一番変わったのでしょう。

情報量が増え、物事の本質を見抜く力が強くなり、情報を素早く処理できるようになったので、効率がよくなったのです。
物事の本質は今も昔も変わらないのですが、その周囲の環境が変わったのです。

人間の在り方が変わったのです。

人は何のために生まれてきたか、その本質は各人で違うはずです。同じように人生の価値観も違うはずです。DNAが異なり、簡単に変えられない文化慣習もあるのでいくら脳細胞が多くなろうが、知識が増えようが、経験をするしないにかかわらず、人により同じことが出来る場合とできない場合があるのです。ただし、今までは本質を見つけるまでは相当の時間がかかりましたがそれが短縮されたのです。

話がそれますが、ですから人生は楽しいのです。素晴らしい変化をするという人生プロセスを仕組みというだけのものではない、現在位置があなたの幸せなのです。これは最初からプログラミングしたくても出来ないのです。

もしそれが出来たら味もそっけもない人生のアルゴリズムを考えればよいだけのことになり、人間としての価値観はいまだ気が付かないほかの要素に置き換えらえていくでしょう。今この変化を楽しむ、それが人間なのです。

つまらないことにこだわり、思い付きの考えではなく最も大切なコアの部分を学ぶことが本質であり、その思考が出来る人間だから人生は楽しいのです。

これらの楽しい変化をスーパービジョンで学ぶのです。
小手先のスキルだけでなくもっと奥深い人生の在り方です。

新しいリーダーシップ像を考えたことがありますか。
知識があり、頭の回転がよく、人をサポートし、戦略を考える人がリーダーであった時代は変わろうとしています。

是非ともこれからのリーダー、AIにとってかわられるリーダーとは何かを考えてください。

地球上では大きなうねりが起こっています。それはグローバルという言葉を超えた全体ユニバースの幸せ、変化に対応できる幸せとは何か、それに対応する思考とは、取り除くべき恐怖とは何かを考えるということです。

さあ、あなたは今どんなことを頭の中で回転させ、衝突を起こしていますか。新しい思考です。何かレバレッジすることが浮かんで来たら教えてください。 個人でだめなら2~3人で、それでもだめならチームで、それでもだめならば探す旅に出ましょう。ポケモンではなく課題探しです。

あなたにはスーパーバイザーがいますか。
人生、仕事、思考教育のコーチ/メンターです。
人生とはすばらしいものですね。

杉井要一郎 / 2016年7月第5週号 © All rights Reserved by Gledis Inc.

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