10月第4週号 どんな肩書を持ちたいのですか?

#141

もうあなたの昔の肩書はありません。ゴルフのカントリークラブのメンバーがそのクラブを辞めたときにすべてを置いてくるように、あなたにはもう資格も、名誉も、あなたを飾り立てるものは一つもないのです。昔の肩書の前にはもうあなたはいないのです。


無名コーチング

過去の肩書にしがみついて、それを捨てられない人になってはいませんか?
昔の光今いづこ。今までの自分の夢はいったい何に置き換えられたのでしょう。


無名は努力、有名は皆に貢献、その未来は?

あなたは会社でとても重要な決断をされてきたのです。そして素晴らしい結果をその会社の歴史に残されてきたのです。会社を大きく発展させ、成功させたのもみんなあなたのおかげです。

ここへ来て、時代のパラダイムが大きく、劇的なスピードで変化しています。過去の延長上Extensionにあなたの成功法則を継続していくことはできないのです。

誰も今、あなたの本質を見ることが出来ません。あなたが未来に向かって声を張り上げてもその声は誰にも聞こえないのです。未来に向かってパントマイムをしているのです。過去はこうで、現在はこう、そして未来はこうしたいのだと。それは今までとは全く違う、従来の自分を捨てた新しい化身でなければならないのです。

それによって過去のあなたは消えていくのです。何が残ったでしょうか。
未来への自分を探す旅に出るのです。

別の肩書・資格・能力を得るための旅に出るのです。丁度、かつてあなたが無名で無力だった時と同じように努力して、先を考え自分の力を大きくしてこれからできることを探しに出かけるのです。未来資格、Emotionalの旅、人生半ば50歳の折り返し地点、これからのCompetence、資格など、あと30年使えるものを探しに出るのです。50歳前後であれば新しい価値創造をし、今までにないこれから来るパラダイムの波に乗るように変容していくのです。言葉のわからない別の国に行くのです。全く新人のようにふるまうのです。 私は73歳にして初めてTAP ダンスを習いはじめました。全く別の世界です。一緒にペアを組んでくれる人はもともと有名なダンサーです。その他の人たちも皆さん真剣に基本から10年~20年以上やっているのです。本当に別の世界です。私が一番年寄りでしんがりです。

あなたは既に自分の価値、情報を広く持っています。それは過去のあなたが必要とした価値観の整理をする欲求から生まれてきたものです。人は未来永劫にビジョンを追い続けるのですが、あなたは既にそのビジョンに疑問を持っています。環境が劇的に早く変わってしまい、世界中の経済、文化、自然がこの10年の間に大きく変化し、さらに急速に変化し続けているからです。

人間の幸福を求める心のコアも変化しているのです。
今までの私はもう変わってしまったのです。

過去の名誉はもう何もいらないのです。それはほとんどがやったこととしての戦術の歴史的価値しかないのです。新しく未来に向かっての戦略が自分でできなければならないのです。会社も誰も、もうお膳立てはもうしてくれません。
あなたが考えた素晴らしいアイデアもその実現には誰も手伝ってくれません。あなたが本当に自分で出来なければもう誰も相手にしてくれないのです。あなたは孤独です。でもあなたならば直観的に未来に貢献できる何かを見つけることができるのです。それはあなたが実行できなければただのアイデアですし、厳しい条件も上がってくるかもしれないのです。でも誰も手伝ってくれません。しかしそれがなくてはあなたはタダの人です。それであと40年どのようにして自分の心を奮い立てて他の人のためになることができるのでしょうか。

さあどうしましょう。

集中力、平行思考、オープン、 Concentrate

さあ、今すぐ資格、価値観、欲望、肩書、名誉のこれら全部の棚卸をして整理しなければ、今までの栄華を大切にタンスにしまって鍵をかけたまま未来に引きずっていくことになります。
未来の価値は今までのクラウンとはちがいます。
世の中は、今までの目に見える物からソフト(Soft)にかわったのです。将来に向けて今まで皆で築いてきた、でもその時点で将来と考えていた将来はもう過去になっており、これからは自分で自分の未来を創造しなければならないのです。
これからは今までにない想像の世界に旅立つのです。

目の前にいるのは人間ですが、言葉を話さず、パントマイムをやっているのです。相談する相手も同じ土俵上にいません。あなたは今まで培ってきた自分で出来ると思い込んでいたコンピテンスの棚卸をしなくてはなりません。未来にもっていっても使えないものはここで潔く捨てて(またはフィルターをかけて)、これから必要なものを仕入れなければならないのです。ここできちんとしたマニフェストを作らなければ、これからは思いつきで渡っていける世の中ではありません。おざなりの約束、期待では済まされないのです。おそらく自分ではまだ気が付いてないでしょうけれど。

チャップリンという有名な俳優がいました。チャップリンは世の中を変えようとしたのです。
さて、世界を変える未来の自分価値を探す旅にどのようにして船出すればよいのでしょう。

まず未来に向けて使えるスキルや価値観があればよいのですが、それらはすぐに手に入るものではないのです。だから皆さんが旅に出るのです。今から必要になるであろうと思われるものです。「それはハイこれです」というものではなく、大きな宇宙に広がっている掴みどころがないようなものから、答えが幾つもあってどれを選んでよいかわからないものまであるのです。それをどのように探すのでしょうか。

今までのようにディジタルで左脳から出るような答えはもうAI・Deep Learningで出しています。これからは右脳を駆使してのふわふわしたアイデアかも知れません。それを直観的なソフトと呼ぶことにしましょう。それはダイナミックなエネルギーが飛び散るような直観でなければならないし、それも自分だけで考えられるような単純なものでは決してないのです。発達段階的に変革変容していくエネルギーを伴ったものです。とても大切なことを話しているのです。そんなものがすぐハイこれですと出てくること自体があり得ないのです。たとえ出たとしてもこの大きなパラダイムの変革期にそれが今後もずーと続くのではなくどんどんと変形していくのです。

もしあなたが思考法をお持ちならば、その思考法自体を研ぎ澄まさなければならないのです。あなたにも指導者、スーパーヴァイザーが必要です。その人がもしあなたに何か今までにない思考法を与えてくれるのならばですが。

  • 今までにない何かです。
  • 自分が知らない、他人も知らないことです。
  • これからのパラダイムにとって必要なことです。
  • 発達段階的に変化していくものです。


エイジレス Permanent Lifeそのようなものがあればよいですね。 
直観でしか考えられないもの。
何か機会が来るまで待つのではなく、自分で機会を想像することが出来る環境を作ること。

自分がトカゲになって尻尾を切られてもまた自動的に再生できるような思考。
または太極拳のように、自分は何もしないでも相手が何かした時に自然とそれに対して対抗する波動が出るようなもの、柔道の受け身のように何かを探すことが出来る目に見えない力、Chi気のようなものがこれからはいっぱい出てくる。もしかしたら新興宗教の時代になるかもしれない。皆が自分が何かを起こせると思いだす。
なにか自分は知らないうちに人に影響を与えることが出来る。
相手を困らせることにより、喜ばれるもの。
やればやるほど嫌がられるけれども相手にとって利益になるもの。
目に見えない影響力。一つでは見えなくても、集合体になると見えるもの、波動のようなものです。

左脳にダメージを与えたら、右脳がその分を補うように発達して、今まで5つのことまで同時に考えていた人が急に10のことを考えられるようになる。
全ての見たことをその場で記憶に残せるようになる。
相手が何を欲しているのかがわかる。
これ等の(超)能力を駆使していろいろなことが当たり前のようにできる時代になったのです。

さあ、あなたは50歳台です。人生の真っただ中にいるのです。

もちろんこれらの考え方はいまだ未知のものです。
ですから現実的でないと思われる人がほとんどでしょう。フィクションだと思えばそれで終わりです。
しかし現実はそうなのです。皆さんがすべてを担うのですが、それだけでは行動に移れないのです。
行動に移って初めてそれが見える様になるような未来へ進んでいきましょう。それが求められているのが今なのです。

シンギュラリティー、是非とも一緒に勉強しましょう

杉井要一郎 / 2016年10月第4週号 © All rights Reserved by Gledis Inc.

コメント