12月第4週号 劇的に変化する政治経済社会に立ち向かうために絶対に必要なリーダーの条件。 この条件を無くしてあなたは未来のリーダーとは言えません。

#150 コーチョング・チャレンジ

“難しい課題・問題を解決する準備をしているリーダーだけが未来の変化に対応する能力がある。” 

あなたはこの難題に挑戦しますか。

それとも難題はGive upして易しい問題に取り組みますか。


あなたが今までやってきた様々な趣味がこれからの人生を左右するものとは思ってないですよね。

趣味を極めれば簡単に真のプロになれる時代ではないのです。
世の中はAIを含めて人間が解決する問題は論理的なだけではないのです。以前から言っている、いくつもの思考をハイブリッド化させなければ整理できないところまで来ているのです。

50歳になってこれから人生の最も充実した時期に差し掛かろうとしている皆さんが真剣に考えることは、この先何を人生の目標にしたらよいかということです。

会社は60歳で定年、でも自分は80歳まで働けるし、働かなければならないとやっと真剣に思う時期です。
15年前に人間の寿命は100歳を超えますよと話したときに皆さんは笑っていました。自分はそんなに長く生きたくないし、自分がかっこよい時に70歳代でもよいから終わればよいと言っていました。今でも多くの人が自分は70歳になったら趣味に生きるのだと言っています。

本心からそう言っているのでしょう。多分にそのような経験がないので自分を大分低く見ているか、そんな時代にかっこ悪い自分を他人に見せたくないと本人は何も考えることなく言っているのです。

さて現実はどのようになっているのでしょう。AIが世の中のパラダイムを変え、それに伴って思考も今までの思考ではその変化についていけなくなっているのです。

65歳を過ぎてからさあどうしようとしている人にとっては大変です。

仕事を辞め、年金暮らしは気楽な稼業ときたものだと、趣味のゴルフ、山登り、釣り、美術館めぐり、旅行、絵を描く、友達とおしゃべり、このようなことが過去のポートフォリオにはあったはずです。ところが金利はマイナス。YENの変動はどこへ行くかわかりませんし、世界情勢からするとそんな安穏な考えをしているのは日本人くらいと思われます。

定年後にそのようなことばかり本当にしていますか。政府にすべてを任していられるのは今のうちだけと思ってください。

何かを身に付けたいと思っていませんか。何か収入を得る手段を考えなければと思いませんか。何が起こるかわからないのです。これは決して脅しではありません。今一般に言われる資格とは、本当にあなたの一生をそれでカバーするものでは一切ありません。
またほとんどが資格ビジネスに洗脳されているので、その資格が実際に必要なのは本の最初の時だけであって、それもSupervision化されていないので、全くのObsoleteです。
ではどうすればよいのでしょう。

本当に真剣に50歳以上の人生を考える時代になったのです。

あるいはあんたは身体を健康にするためにジムに通っていますか。
こちらは基本的にもっと大切です。肉体と精神、そして能力と未来への目的が人生にとっての一番大切な要素です。

この複雑な世の中を経営者として、リーダーとして何をしなければならないのでしょう。

①  経験だけではだめです。また自分のことだけ考えていては絶対にダメです。特に自分の経験だけで考え、判断する人は世間が狭すぎます。その経験自体がもう通用しないのです。経験とそれに伴う先見性を持った新しい実行力が必要です。
②  いくら勉強しても知識だけでは全くダメです。勉強した後に実践する経験が必要です。経験をして勉強をしてそして自分のものにならなければならないのです。
③  毎日何か新しいこと(ノウハウ物でもよいです)を学ぶ、歴史、東西の古典、思想、脳のトレーニングなど何でもよいので毎日学習をしなければなりません。世の中が複雑な時代になったからです。複雑というのは急激(ものすごい速さ)な変化、さらに変化だけでなく変容(深く変わる)する時代になり、今までの経験と思考だけではついていけなくなっているのです。毎日15分でよいのです。新しいことを勉強し、未来に挑戦するのです。
④  難しいことを勉強するということは、今の自分をもっと向上させるだけではなく、これから起こるいろいろな課題がものすごく複雑になってきた時に頭の中を素早く、整理、整頓でき行動に移ることの準備をするためです。

  • 銀行がいらなくなる日が来る。ほとんどの論理性の物事の作業は必要でなくなります。
  • すでに自動車の運転手もいらなくなる。飛行機はほぼ自動操縦で飛んでいます。
  • 野菜も極寒の地でも土なしで水栽培できる。バイオの力は普段の能力を超えているのです。
  • 学校の先生も単に知識を教えるだけでは先生としてやっていけなくなりました。


人間としての資質は論理的な思考だけでなく直感を超えた脳の使い方、あるいは論理と直感の両方を同時に使って回答を出すことが当たり前になって来たのです。

皆さんは五感の中で何を最初に使いますか。
皆さんが目を閉じたとき何が見えますか。未来が見えますか。
目を閉じたときに感じることが出来ますか。未来に対しての想像力です。
五感の中で一番情報量の多いのは目に入ってくる、視覚から得る情報が一番多いのです。新聞、テレビ、本、相手と面談しているとき、絵などです。
次に耳から入る情報です。
この情報量こそ人間がAIに多くの創造的な情報を取り込ませないようにする最も大切な人間のビジュアリゼーション能力なのです。

次に記憶として大切なのがアファーメーションです。記憶に残ったビジュアル化した映像に対して言葉で再度大きく確認するのです。そうすることにより本当の絵が、地図が現実化してくるのです。
ここまではAIでもまだできていません。
人間の頭の中のビジュアライズされている内容は一瞬にして変更できるからです。前頭葉が電気を送る前にエネルギーの変化を起こすことが人間にはできるからです。これ以上のことはまだ脳科学でもわかっていないのです。

さあ、皆さんもこれらの新しい思考法をどんどん勉強してください。それにはあなたにはスーパーヴァイザーが必要なのです。

もっと深く知りたい方はどしどしと意見をください。オープンセミナー等での議論の対象にしています。それはエネルギーの衝突により新しい思考を生み出す源になるからです。

杉井要一郎 / 2016年12月第4週号 © 2016 Gledis Inc. All rights Reserved.

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