3月第1週号 プロのコーチは結果を出さなければならないのです。これはプロとして当然のことです。

#160

いくらライセンス・資格を取ろうがクライアントを得ようが、クライアントの目的に即した結果を出すという経験がなければ単なる知識の勉強でしかありません。あなたはどのような結果を出していますか。Referenceがありますか。


あなたはプロのエグゼクティブコーチですか。
日本人コーチとして何が出来るのですか。
どんな結果を出しているのですか。

1.      もしあなたがプロのエグゼクティブコーチならば絶対に結果を出せるようにしなければなりません。
市場は毎日どんどんと広がり、多くのコーチが毎日誕生していますが、世界中で問題になっているのはコーチの質です。これは結果が出せるかどうかにかかっているのです。

2.      クライアントの問題は本当のプロのエグゼクティブコーチと名前だけのコーチとの違いを見分けることができないことです。昔の英語学校のようにお金を支払って結局英語が話せないということの二の舞は踏みたくないでしょう。

3.      多くの人々がどこかのコーチの認定を取得してコミュニケーションスキルとマーケティングスキルだけをもって活動しています。中にはまだ訓練中のコーチ未満の人さえもコーチと称しています。自称エグゼクティブコーチの人を本当に大勢見てきました。

4.      皆さんは何を根拠にエグゼクティブコーチと言っているのですか。
  コーチのトレーナーはどのようなことを言っていますか。
  そのトレーナーは実績がありますか。今どのようなスーパ―ヴァイザー、コーチの下で勉強されていますか。
  一生懸命勉強しただけではダメなのです。コーチの真似ごとをしただけではダメなのです。自分が何を学び、どのようなことを習得してプロとして活動できるかを明確になっていますか。単に資格を持っている、クライアントを持っているといってマーケテイングをしているのは本来のコーチングスキルとは全く関係ありません。

5.      エグゼクティブコーチは人生と経営、それぞれの知識と理解、それらを実行していることです。コーチとして本当に結果を出せることが必要なのです。そのためにコーチは日夜ものすごい量の人生、経営、経済、ビジネスに関して勉強をしているのです。本当のコンサルタントが結果を出せることが必要なのと同じなのです。コンサルタントの場合は、ケースフレームを作成してあり、それがツール、土台となっているものが多いのです。
  戦略的な内容をもとめられるので、それらのフレーム、分析手法のツールを作り上げていてコンサルタントの初心者は力仕事でフレームを埋めているのです。

6.      コーチングはフレームを埋めるのではありません。スポーツコーチを見ればわかるように、メンタルなコーチングをする人はメンタルだけでもプロになっています。トレーニングのコーチもいれば試合のマネージメントのコーチもいます。ものすごく細分化されているのです。一人の選手に何人ものいろいろなコーチが自分の得意分野でコーチングしているのです。

7.      日本におけるプロとしてのエグゼクティブコーチは本当に数える人しかいないのです。はっきり言えばコーチとして全く経営技量が不足していることです。いくら話し方がうまくてもプロフェッショナルから見るとそれらは単なる話術の応用であって、クライアントに対して結果が出せるのではなく、単に勉強したことを施しているのです。またはマーケテイングが上手く営業の話にしか聞こえないのです。何が本当のプロとしてのコーチなのかが証明できていないのです。ROIです。
Leaflet, カタログを上手く扱ったり、SNSでWEBに課題を乗せているものと同じです。もしコーチが営業マンによってなされているとしたら大変なことなのです。単なる問題解決、目標管理をしているのではないからです。
コンサル、メンター、研修、ファシリテーション等いろいろな内容ができてはじめてコーチとしての結果が出せるのです。

世界で一番大きなWBEC(World Business Executive Coach /Summit)ではこれらの問題の調査をしています。エグゼクティブコーチング自体に危機感を感じているのです。
日本では、答えはクライアントが持っていると質問集を一生懸命読んでいるコーチもいます。それはそれでよいのです、初心者、Layer Lebel1の方には。でもそれらは本でも学べること、放送でも無料で行っていることです。

コミュニケーションと話術はプロからすると全く別の意味です。時には催眠術にかけているようなものです。
クライアントにとってはCounter Fake騙されているのと同じです。
プロとしてのプロジェクトマネージメントスキルを持っていないコーチや、ファシリテーションを勉強したことがない人が結果を出せることはありません。
コーチはコーチのCore Competence があるはずです。そのコンピテンスがない人がただ勉強しただけではいくらCertificationを持っていても優秀な信頼できるコーチの証明にはなりません。

AIのデータベースの集成で未来の結果を出すことはまだできません。そのための方向付けを戦略として出させるほど馬鹿げたことはないのと同じです。それらは本来のAIができない、人間しかできないことなのです。

自分自身でよく考えてください。思考力を最大限フルに活用してこの課題に取り組んでください。WBECSに反映したいです。

Relevant remark的を射た意見
Your question is not relevant to the subject  当面の課題とは関係ない 
I do not think that is relevant. と言えるコーチが必要なのです。
The person who make counter fake declaration (Statement)  deserve to be punished.  嘘をつくものは罰せられて当然でしょう。

コーチは相手に考えさせるのです。考えて、考えて、考え抜かせるのです。そして初めて閃きがでてくるのです。潜在意識からの力です。

モチベーションと同じです、もしそうなったときにこそ本当のやる気が起こり、自分でどうすれば良いかがわかるのです

日本は考える教育をしないで知識の習得、またはゆとりだと言って自分で勉強をさせて、結果の重要性を考えないで自主性を考えさえてばかりいたので、英語力も世界中32位(2015年)に落ちてしまいました。

日本語だけで教育を受けていたらば大変です。なぜならば日本語で読める本は少なくて世界で出版されている英語の本の100分の1にも満たないのです。という事は知識にかかわるチャンスも100分の1以下しかないのです。
なぜ海外のleadershipの本がそんなに読まれているのかというと、西洋のleadershipは日本のleadershipと違うのでこぞって読まれているのです。

これからは小学校の指導要綱もやっと変わって下記のようになりました。


考える力、
言語能力(英語は4年生から)、
人間関係・形成力、
 問題解決能力、
企画力、
思考力、
判断力

皆さんにはエグゼクティブコーチになっていただきたい。ですから是非とも小学校の指導要綱のリストにあることはクリアしていただきたいのです。

それが本当のコーチのための倫理でしょう。

杉井要一郎 / 2017年3月第1週号 © 2017 Gledis Inc. All rights Reserved.

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