3月第3週号 リーダーにとって最も大切な力は何ですか。

#162

リーダーにとって最も大切な力は何ですか。二つあげられますか。1つは思考力です。もう1つ大切なことは何でしょう。それは健康な体と精神力です(健全な肉体と魂・心)。


自信をもって答えられましたか。

特に思考力はコミュニケーションにおいて非常に重要であり、人間のコミュニケーションの根幹となる不可欠なものです。
これらは小さい時から訓練されており、大人になっても教育や環境の中で訓練されています。

思考力は後天的に訓練することが出来ますが、子供のころから時間をかけて、良い環境、よい指導者により育てられるものです。健全な体と精神も同様です。  
その育てられている方向が良い方向に向かっているかどうか、自分で正しい選択ができるのか、無意識のうちにそのような環境にいるのか、選んだことが良いのか悪いのかは結果を見ないとわかりません。それもよくわかっている第三者に見てもらわなければなりません。

言葉で人を動かす、これが思考力のアウトプットとなっているのです。


  • 言葉の真実
  • 言葉の脅威、脅かされる
  • 言葉で影響を与える、言葉で説得する
  • 言葉で誤魔化す
  • 言葉による洗脳
  • 自分へのモチベーション、価値観の創造
  • 人への働きかけ、または働きかけかれる
  • 人のせいにする


これらは脳に働きかけることにより、相手に印象、信用、説得などを伝えるのです。

コミュニケーションにはノンバーバルのものもあります。
相手を見つめる、表情、眉間、目の動き、口の動き、醸し出す雰囲気、威圧感、情熱

これらはコミュニケーションがいかに人間にとって重要なツールであるかを物語っています。
話し方教室で学ぶことと私たちが現在エグゼクティブコーチで行っているコミュニケーションとは意味が違うために、そんなに簡単なものではありません。

Executiveにとって健康な思考力が一番大切なのです。そしてそのアウトプットが整理できていることです。正解であることが全て良いことでは無いことをご理解ください。もし自分の思考力を知らないとSelf esteemがどのあたりかわからなくなります。一般的には顕在的に思考力を使うのでありますが、どのようなことが潜在意識上からでて振る舞い、思考的な行動に出てしまう時もありますので、自分の思考法を知るという事はとても大切なのです。

単純であることの方が良いのですが、いつも同じ答えになってしまうのです。それは自然選択のための無意識、潜在能力に比例した思考が出るからです。ですから自分の思考力は応用も取り入れたもので、それはどのくらい自分を表しているかを知ることがひつようなのです。アドヴァイザー、コーチに教えてもらうことです。

自分の思考力は環境により、良いアウトプットになったり、悪いアウトプットになったりしますので、自分の思考力、マインド、そして自分がいる環境がどのようなものかを知ることが必要で結果は自分を信用するしかないのです。

環境にもいろいろありますが皆さんはどんな環境にいらっしゃいますか。


  • 自分の期待通りの恵まれた環境、
  • 周りの人たちに左右される環境
  • 自分で作り上げたが、期待したのと違う環境
  • 周りの人たちが作り上げた環境、過去からの環境にいる
  • 自分の理想とする環境をビジュアライゼーションさせればよいと思っている現在の環境にいる


  • 先天的な環境/後天的な環境
  • Geographic 地域/グローバル、ローカル
  • Tribe 民族/ルーツ
  • 国/先天的からの発展でもある
  • 地方/先天的
  • 構造・仕組み・ポリシー/後天的
  • 宗教/どちらもあり得る
  • 文化/趣味


これらをきちんとするためには4つの要素が必要になります。

①    今の自分の現況をきちんとつかむこと actual self
②    自分が未来になりたいと思う本質内容か intrinsic
③    実際には自分がおかれている環境がどうなの environment
④    第三者に言われことに左右されないか extrinsic

これらの状況内容を第三者的にきちんと見てくれる人がいるのかどうか。良い場合には自分が考えた通りだと思いがちで、結果が違ったり、良くなかった場合にはほかの理由にしたがるのです。これらの要素が必要な理由は、本質を探り当てるために必要なのです。
例:社長の思考法においては、基本的には倫理観にのっとり、道徳的に行動できる思考が求められていますが、競争相手と戦ったりするときに、相手のことを思って優先させたり、自分の知っていることを開示したりすること、そのような柔な(ヤワ)メンタルをトップリーダーがもっていては会社がだめになり、社員を路頭に迷わせることになるのです。その様な競争に負けたときには人のせいにしたり、逆に部下が提案してくれた内容が良かった時に自分の手柄にしたがる場合をいうのです。

どのような状況・環境にあっても、誰に対しても、これらをバランスよく、公平に見ることが出来るようにメンタルタフネスを鍛えることも必要です。

そのためにあなたはどのようなことをしていますか。

まずは思考法です。
1.論理思考の先、演繹法と真逆法
2.どこか知らない宇宙から、量子理論を駆使するような方法
3.
4.
5.

そしてメンタル・脳の精神的なトレーニングです。
1.メンタルStrength、タフネス Toughness
2.免疫を取り除く Immunity
3.
4.
5.

この休み中に考えてみましょう。

杉井要一郎 / 2017年3月第3週号 © 2017 Gledis Inc. All rights Reserved.

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