7月第3週号 ワープの時代(3次元)4次元の時代到来!

#177

あっという間に途中経過無しで新しい場所に移動したり、新しい技術がうまれてくる状態です。

あなたが気づいてなければ次に気づくときには、それが実行されていて全く新しい内容の何かが世の中に出ているときです。どんな時代が来るのでしょう。

あなたが今一番大切にしている問題を一気に解決出来る4つの方法があります。

①     思考のワープ
②     場所のワープ
③     時間のワープ
④     発達段階的なワープ 

この4つのワープ技法をマスターしていればよいのです。世の中の環境、思考法、システムの在り方、勉強の仕方すべてが変わってしまったのです。
その中でも一番変わったのが思考のワープ法です。
大人はこれらのことを話すといろいろと理論づけをしてこれ以上先には入れません。しかし子供たちは喜んでこれらの話の中に入ってくるのです。
これからはこれらの子供、今までにもあったインディゴがどんどんと生まれてこないと時代についていけません。

思考のワープ

この思考のワープがこれからの最も大切な未来に対してのワープです。
日本でも未来学等がありますが、大切なことは今から未来のTime Lineに飛び込んでいく意志です。
Back to the future、映画にもありましたね。まだこの映画では飛行機は現在の延長で飛んでいましたが、飛行機もワープすることが出来るようになっているのです。思考法もワープして途中の経過は全く分からないし、アルゴリズムでさえ解らなくなっているのです。AIがどのようなLearningで、またはアルゴリズムで結果を出しているのかがわからないのと同じです。ニューロンの世界ですね。
Back to the History、1000年前の内容をVRで再現できるようになるのですから、おもしろいですね。

場所のワープ

世界中の一流大学の講義、有名な先生の講義を今では無料で誰でも受けられるWEB Serviceがあり、一連のコースを履修すると履修書をもらうことが出来ます。日本でも放送大学等有名な教授がいらっしゃいますが、イエール、ハーバード、Stanford, MIT等世界中の受講者と議論を戦わせて課題を解き明かし、自分の能力を高めることが出来るのです。
これらはMassive Open Online Course(Mooc / Moocs)と呼ばれ、代表的なプラットフォームに「Coursera」「edX」や、日本版としてはJMOOCが提供する「gacco」「OUJ MOOC」などがあります。すでに世界中の知識、思考法がどこにいても自由につかうことが出来るのです。これもワープに似ています。上記にあげたプラットフォーム以外にも、Khan Academy、イエール、KyotoUx(京都大学)などたくさんのプラットフォームが世界中で使われています。

時間・時代のワープ

時間・時代のワープはタイムスリップです。
皆さん100年~1000年前の歴史にスリップしたりするのが好きですよね。それがスローライフであれ、感じることが出来るのです。これらは未来においても全く同じで、未来に行きたければ1万年先のブラックホールに入ればよいのです。現実かどうかは別の話として、です。この思考法では物理が主流になりますね。New Liberal artsにおいては何でもありです。

発達段階のワープ

途中過程でのLearning Methodと思ってください。場所・時・所・人(国・地域・民族)を選びません。
この教育は全てを発達させる一番大切な思考法です。

Massive open online(MOOC)も今のところは一方通行ですので、教育的には不十分なところがあります。本当の大学等の実習、Interactiveな教育をMOOCがするには時間がかかります。
グレディスでも準備が出来次第これらに挑戦していきますが、当面はブログで対応しています。きちんとした内容を提供していきます。そのための講師、施設の充実も図っていきます。

思考は全ての人が持っています。
ただそれをどのように利用するかは個人の裁量です。
常に学生に言っているのはWhat to think ではなくHow to thinkで行けと言っているのです。

世の中が平和で仕事も順調、でもこれらの新しい技術を考えられる高度な思考の仕事ができる人は限られていくことでしょう。人材の奪い合いになることがあります。人材の奪い合いを制限するかもしれません。IP、会社の秘密が外に漏れることもあるでしょう。とくにAIになってからのサイバー攻撃になると、今後のガバナンスの在り方、倫理等の問題も出てきます。

今政府が考えている新規事業へのサポートももっと個人へのサポートがないと皆大企業の言いなりになってしまう恐れもあります。
結局は資本の理論に引きずられないようにすることが必要です。

思考によるこれからの時代の移り変わりは子供たちに委ねられていくのでしょう。

杉井要一郎 / 2017年7月第3週号 © 2017 Gledis Inc. All rights Reserved.

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