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9月第1週号 日本は今未曾有の変化の只中にいます。 経済、ビジネス、経営、マーケティングが覆るような変化です。

#183 Perceptron

日本は今未曾有の変化の只中にいます。経済、ビジネス、経営、マーケティングが覆るような変化です。ここ2年くらいで始まりました。それをPerceptronによるAIでの変化とでも呼ぶべきでしょうか。


では変化の中においても一向に変わろうとしない日本企業の未来への人材育成を誰に託したらよいのでしょう。
小学生から大学まで子供たちが自分で考えられるようにと教育方法・育成方法を変えているのに、その先の社会・会社にいる人たちは変化を全く意に介さず何もしていないのです。
目に見えないところではどんどんと変化しているのです。その現実をしっかりと見ていないのです。 

  • 何を変えてよいのかわからない
  • 今のままで安定しているので変える必要はない
  • 他社が変えたら自分らも変える
  • トップからの指示がない

これが今の日本企業の現実です。
何を変えたらよいのかということばかりを考えているからです。
自分の能力、知識、資質、すべての回答を出そうとしているからです。
しかし、自分の本当の能力を何十年も使っていないので、いつまでたっても自分の知っている範囲での思考になっているのです。

人に考えるようにと言っていながら自分は考えていないのです。何を考えればよいかがわかっていないのです。
それが日本人の良いところでもあるのです。

常に自分の足元を見て、とても現実的でしっかりとしているのです。Farmerです。足元を常にきちんと固めて一年間かけて種をまいて、肥料をやり、害虫にやられないように手厚く保護し、結果を期待して草木を成長させるのです。絶対に大切なことなのです。

今世の中はものすごい勢い、スピードで変革しています。しかしその内容はIT業界のソフトの開発がほとんどで皆さんは目に見ることができないのです。結果がでてから気がつくので、そのアイデアにびっくりして単にフォローしているのです。あ、こんなことができたのか…。
そしてそれを応用することばかりを考えて、それが自分のアイデアであるかのごとく錯覚しているのです。

私共のレーニング、セミナーにはものすごく知識があり、能力も経験もある方々で、人にものを教えたり、人のために教育をしようとしている人が多くいらっしゃいます。
その方々は周囲の人たちからはよく物事を知っている、多くのことを教えてくれると感謝され、尊敬されていました。
大学入試のための大学予備校みたいなものです。しかし今ではそのようなものはどんどんと廃れているのが現況です。それらは創造性の勉強ではないからです。
勉強の目的が知識を蓄積することであり、答えを教えてくれる昔の教育方法を継続しているからです。解を求め、その解を得るやり方が気持ちがよいのです。 たぶんほとんどの皆さんがそうでしょう。もしあなたがその仲間ならばどのようにそこから脱出すればよいのかを考えることです。あなたの首には鎖がついているのです。そこから脱しようとすると鎖が邪魔をするのです。そっちへ行ってはいけないよ、と。
このようなことは日本以外ではありえないのです。日本以外の国々では今まで自由にオープンに思考を使ってきていたから、束縛されることが全くないのです。

皆さんがよいと思っている30年来の習慣から抜け出せずに気がついた時にはほかの国々に比べて何周も何十年も後れを取っているでしょう。
皆さんは答えを求めて歩いているのです。
今までは答えが必ずあったのです。Perceptronを人工頭脳が感じ始めた途端に人間の一部がどこかにワープされはじめたのです。 
全てはこの答えを求める習慣をいかに断ち切るかにかかっているのです。

ほとんどの人にとっては自分の首にある首輪のように、ある人にとっては自分の裁量が決まっているかのような錯覚にとらわれています。本当はもっと大きな世界にとびだしたいと思うような気づき、人によっては今の自分の習慣を取り除くのではなく、考え方を変容させなければならないような大手術が必要かもしれません。
昔の栄華をいつまでも追い続けているのです。それをComfort zoneと私たちは呼んでいます。

今まで10年、20年かけて自分が信じてやまない成功法をそんなにたやすく手放すことはだれにもできません。簡単に言えば自分で築いた成功法則の夢を壊したくないからです。

世の中のパラダイムもじっくりと変化しているのではなくここにきてこの3~5年で熟成してきたのです。
顕在化してきたこの現象が自分にふりかかってくるとなると変容することはできないのです。自分が変わるなんて他人から見たら笑われてしまうし、そのような度量もなければ勇気もない。とんでもないことなのです。


  • ガッツがない、
  • チャレンジ精神がない
  • 変化を求めたくない
  • 危機感を全く考えていない

のです。

それが気持ち良い人はそれでよいのです。他人の干渉をする必要は全くないからです。
でももしその人が他人に対して影響力がある人だったらどうでしょう。その影響を受ける人たちはどんどんとObsoleteして世の中についていけない人になっていくのです。

このブログを読まれている人にだけお話しします。従来の勉強法は初期にはとても有効に見えます。が大人になってからそれでは今の小学生に負けてしまうのです。他国はこのようなやり方をしません。小学校で偏差値、IQが高いのは日本や韓国、中国等小さい時から高等教育をしている国の子供たちです。小さい時からIQが高いのは小さい時から一生懸命物事を覚える、勉強する訓練を受けているからです。

アメリカ、カナダ、フィンランド、アイスランドの子供たちは全くそのような矯正はなく自由闊達です。Emotional Education から始まるからです。 そして子供から大学生まで自分で勉強の仕方を考えながら学ぶのです。もちろん試験もあります。

自分たちは何を考えたらよいかを考える創造的思考の癖を小さい時から学んでいるのです。当初のIQは低いですが、EQは高いのです。何を考えるのかではなく、どのように考えるかを考えるのです。

良い例があります。実際の例です。
まず重要なあなたのことを考えましょう。


I


  • あなたの会社は自分で設立した会社ですか?
  • 雇われてこの会社の社長になったのですか。
  • 大きな会社で何十年も勤め、上り詰めましたか
  • 小さな会社、大きな会社、中くらいの会社をいろいろと経験してきましたか
  • あなたの過去のビジネスは成功続きでしたか、
  • あなたは大きな失敗をしてきましたか、
  • あなたは大きな失敗もしたけれどもそれが自分を成長させ、会社を立派に立て直ししてきましたか。
  • 若い部下の意見を取り入れて経営をされていますか。
  • 今新しいビジネスの変換期であると気がつき、何をしていますか。



II

今までのビジネス(詳細に述べる)のどのあたりが変革期にかかっていると思いますか。その理由は。
ご自分のビジネスにかかわらず、何を考えなければならないとお感じですか。その感じ方はどこから来ましたか。
周りの競合他社から何か変化が見えましたか。それはどんな変化ですか。


III

今のビジネスに全く関係ない、別の企業のビジネスを見ていて何か察するところがありますか
新聞、経営雑誌、SNS等で今一番ささやかれている政治、経済、文化、マーケティング、社会の動向で気がついたことは何ですか。
あなたはSpecialist, Expertですか、それとも経営、マーケティング、法律、政治、経済、芸術、音楽、絵画、ダンス等のリベラルアーツ的に物事を考える人ですか。(これらがこれから求められているのです。)

これから必要とされている人材は、Expertではなく、物事の全体を見ることができる若者、今までの自分の信じてきたことを覆すことができる人材です。このような人材を育成しなければならないのです。どんな大きな企業でも中堅企業でも、できたばかりの企業でもこの潮流を降り越えなければグローバルの波を乗り越えることができないのです。

5年とは言わずに10年成長する人材を育ててほしいのです。
特に教師、コーチ、メンター、ファシリテーター、教授が新しい会社の経営というものを理解しなければなりません。全く新しい経営、マネージメント、発想、開発、製造等をチャットするロボットに奪われないようにしなければなりません。これらをNew Liberal Artsと呼びましょう。

ここからが行動編です。これらを理解して本当に自分から発していくにはどのようにしたらよいのでしょうか。
Leaderとは結果を出さなければなりません。計画と実行させるための事前行動、目的と目標、計画とゴール設定KPI, KGI, マイルストーンです。プロジェクトのプロセスをきちんと理解したうえで、行動しましょう。

杉井要一郎 / 2017年9月第1週号 © 2017 Gledis Inc. All rights Reserved.

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エグゼクティブ経営コーチングの魅力

皆様、私のブログを毎週読んでいただきありがとうございます。 毎週アップされる様々な内容はコーチングに興味のある人だけでなく、経営幹部、リーダー及びコーチになられている人に必要な幅広い経営課題、ビジネス課題、人生のライフバランスなどをTIPSとして提供しています。これらの内容は私のこれまでの経験から、あるいは現在行っている経営コーチングから皆様に絶対にお役にたつと思われることです。
人生は絶え間ない課題の連続です。

経験した課題の中にこれは自分にとって役に立つと思うものがありましたら、是非ともその課題を多面的に考察し、それを自分の糧にして行動してください このブログは、社会に出たばかりの人、家庭でリーダーシップを取られている人、海外で起業あるいは海外で経営(Management Administration)されている方々も視野に入れて提供しています。
日本はコーチング文化が遅れておりコーチングがまだ社会に十分に受け入れられていません。研修イコール全ての勉強という考え方や商業主義的コーチングのライセンスビジネスが未来の人生をサポートするような説明が多くなされています。そのほとんどはWEBを通して行える内容の知識習得になっています。 本当の深い気づき、クライアントもコーチ自身も知らないことから潜在的に思考能力を上げていくようなコーチング文化を日本に根付かせるためにこのコーチングブログを立ち上げました。
さらに皆様の叡智を結集し、多くのTIPSを世の中に出し、それらを経営に役立てていただければ幸いです。そのためには皆様からのたくさんの質問とオープンな意見を是非頂きたいと思います。
内容の全てがコーチングに対応するように書いています。時には全体がわかるように説明を深くしてみたり、プロセスの一部を書いたりしています。答えまでわかるようにはしていませんが、答えのきっかけになるようなことを書いてありますので、ご自分の思考を広げたり、深めてみてください。 その内容により、皆様の認識が現在どの段階にあるのかがおわかりになると思います。
エグゼクティブコーチングに関することはグローバルの内容になっています。 グローバル世界に取り残された日本のリーダーが早く世界中で活躍し、素晴らしいパフォーマンスを上げ、結果を出していただくためには、今持っている自分の信念を余すところなく全体から見つめることが求められます…

オープンセミナー開催 トルネードシリーズ ”ビジネス経営と人生を知る” のお知らせ

コーチングのニーズはどんどんと広がっています。特にこれからは仕事として一生出来る、人生を楽しみたいので Transform したい人が増えていますね。いろいろな企業が再編成していく中、如何して今迄コーチングにたどり着かなかったのでしょう。全ては本人の気持ちの決心だけです。自分がやる気になれば何でもできる、そのような元気と気づきを求めている方へのコースです。好きな時に時間が有れば出られるようにフリーなコースです。何回か出ればいつかは全体が判るようになっています。
【セミナー対象】 既にコーチングを知っている人で、もう少し深く知りたい人本格的にコーチングがどんなものか知りたい人仕事でコーチングが必要な人
【セミナー構成】
毎月開催し5回で完結します。どの回から参加されてもよい構成ですのでお気軽にお申し込みください。最新情報はHPをご覧ください。 第1回 企業の安定期のコーチング開催日:2014年11月28日自分を知る、目的を探す。(ビジネス・人生)人は全て無限の可能性を持っている 安定期に考える未来のシナリオつくりとは 今の自分、環境、仕事の現況を知る 過去の栄光今いずこ 第2回 嵐がやってくる混乱期のコーチング開催日:2014年12月11日変化を予兆するための準備とは。(ビジネス・人生) 第3回 嵐の前の最も人材育成が必要な時のコーチング開催日:2015年1月15日どのようにして成功の為の人材育成をするか。(キャリアと人生) 第4回 嵐が来ても大丈夫、良い準備が出来ているコーチング開催日:2015年2月12日強い意志(コミットメント)決断力(行動ができること,Think Big,リーダーとしての決断)準備力(遅れがないような準備)これらをきちんと理解しておけば実際の問題が起きても十分に対応できます。 第5回 全てが上手くいっている、人生を楽しんでいるコーチング開催日:2015年3月12日人生を楽しむ、強い自分とは、自尊心の尊重。
その他、企業内コーチングのオープンコースもあります。

詳しくお知りになりたい方はご遠慮なくお問い合わせください。

4月第4週号 発達段階的に全ての物事が始まる。

「状況は変わらない。自分たちが変わるのである。」(Henry David Thoreau)
人は子供から成人になり、そして大人になっていきます。これが縦の進歩だとすると、学習は自分が何を持っているかという水平の進歩で、成長により自分はどういう状態にあるかということを探索するのです。 子どもの頃は早く大きくなりたいと思い、大人になるともし生まれ変われるなら、こんな人に生まれ変わりたい、生まれ変わるまでいかなくても、あのような理想的な人になりたいと思うことがあります。
「発達段階(developmental stage)とは、他の年齢時期とは異なる特徴を持っている年齢時期のまとまりを指す。個体の発達過程がなだらかな連続的変化だけでなく、飛躍的に進行する非連続的変化をも表すと考えるとき、相互に異質で独自の構造を持つとされる一定の区分された時期。」(ウィキぺディア) The origins of Intelligence in Children,  Piaget. J.(1952)

人間の8つの発達段階




■子供の発達段階

特にコーチングは人を手助けする仕事であり、その対象は人間の学習と成長、これが一番の基本です。成長過程のクライアントの現在位置を知ることが大切であると前回お話ししましたが、同様に人生におけるクライアントの位置を知ることも大切です。この発達段階は、人生という一つのプロセス中のマイルストーンに対応づけられているからです。
そしてクライアントの人生にマイルストーンがあるがごとくに、並行してコーチにもマイルストーンがあるのです。これらは見えるものではありませんが、コーチがクライアントと接する際に一番大切なことです。この発達段階が明確に準備されていないと不具合が起こります。特にエグゼクティブの方々は発達が早く成熟しています。その成熟度を知らないとコーチはクライアントに対して非常に失礼な態度をとることになってしまいます。
ビジネスの為にMBA(Master Business Administration)を取る方が多くいらっしゃいます。これはあくまでも私的な勉強で、MBAはその学校の修了証明書にすぎず、実際にどの程度のビジネスを熟知しているかが重要なのです。ケースメソッドを知っているほうが良いには違いありませんが、実際の経営をしているトップのエグゼクティブの人達はそのメソッドではな…

「コーチングのすべて――その成り立ち・流派・理論から実践の指針まで」 この本を書いた理由 「HOW COACHING WORKS」

2014.04.12 update 2015.02.11


多様なアプローチを総合してコーチングの本質に迫る。
著書累計150万部突破、60カ国6000人のコーチを輩出した ICC(国際コーチング連盟)設立者の叡智を一冊に凝縮。 NLP、ポジティブ心理学、行動コーチング……
「この本を書いた理由――それは、私たち自身がこうした本が必要だと考えていたからです。
『コーチングとは何ですか?』と尋ねられるたびに、私たちは考えなければなりませんでした。
『その質問に答えるには一冊の本が必要です」と私たちはよく言っていましたが、 その〈一冊の本〉が、まさに本書なのです」

「本書は、『様々な知識を身につけて、もっと自分の幅を広げたい』と考えているコーチングの実践者から、『コーチングとは、一体どういうものなのだろう?』と思っているコーチングの初学者まで、コーチングを学びたいすべての人に向けて書かれた本です」

●『コーチングのすべて』目次 第I部 コーチングの歴史
第1章 混沌の縁にあるコーチング
第2章 コーチングの歴史 人物編
第3章 コーチングの歴史 時代編

第II部 コーチングのモデル
第4章 インナーゲーム、GROW、コーアクティブ・コーチング
第5章 インテグラル・コーチング
第6章 NLPコーチング
第7章 ポジティブ心理学コーチング
第8章 行動コーチング
第9章 オントロジカル・コーチング
第10章 インテグレーテッド・モデル

第III部 コーチングの効果
第11章 コーチングの効果測定
第12章 発達コーチング
第13章 脱近代主義的コーチング
第14章 コーチングの未来

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【特別寄稿】<営業は本当に人間にしか出来ない仕事なのか?人工知能で営業がいらなくなる時代?>エグゼクティブコーチ:染谷 優

営業という仕事は、人間が接点だからこそ、人間が主役であると考えられてきた職種の一つだと言えます。しかし、それが転換点を迎えつつあります。 
●営業のあり方の変化 従来の営業のあり方も大きな変化を遂げています。客先へ訪問する外勤型のフィールドセールス(外勤営業)に対し、内勤で電話でのコミュニケーションを通して営業をするインサイドセールス(内勤営業)が多くの業界、企業で検討され、そして実際に導入、普及してきています。もともとは、インサイドセールスは、アメリカが発祥と言われています。国土面積の広いアメリカでは、取引先を効率よくまわることが難しいため、もとより電話での営業活動が活発でした。そしてその部門のことを内勤型営業、つまりインサイドセールスと呼んでいました。今、主流になってきているのはインサイドセールスとフィールドセールスの組み合わせです。この 2 つはハンター型とファーマー型と言われるように、もともと得意分野が違います。ハンター型は短期間で売上を上げる活動、ファーマー型は顧客との長期的な関係育成が得意。両者を組み合わせることで、効率も良く、成果も出せる営業組織を作り上げるとされ、導入する企業が増えています。しかし、企業にとってのそもそもの狙いは販売管理費の低減なのです。 
●営業活動の質的変化が求められている言うまでもなく、挨拶回りで案件を受注できる時代は終わっています。夜討ち朝駆け、気合いと根性、顧客との良好な関係性で受注するというのは残念ながら古き良き時代の話です。日本にはまだあまり馴染みのない手法なのですが、欧米では営業活動を数値化し、サイエンスとして扱う土壌があります。米国で調査会社としてスタートした CEB と言う企業は、数多くの企業における営業とマーケティングのベストプラクティスを追跡調査し、常に良い成績を残している営業の行動特性を抽出し、有意に相関のある行動をまとめて、コンサルティングやトレーニングとして提供しているのはその一例です。そういった、サイエンスとして研究された営業活動のエッセンスをシステム化した結果が SFA (Sales Force Automation)だと言えるでしょう。最近では、営業改革コンサルティングは、SFA の一環として『引き合いの発掘から育成さらには受注へつなげるマーケティング手法』と組み合わせて用いられる傾向があります。つまり…

【特別寄稿】今必要な意思決定時のリスク対応と解決型人材育成(エグゼクティブコーチ:永井 郁敏)

意思決定のリスクを考えるリスクは大別する軸にもよるが、自然災害によるものと、ヒトが原因で起こすものに分けられる。
しかし地震や落雷、巨大台風あるいは竜巻といった自然災害への対応、この対応もヒトが考え判断し何らかの決断(対応)を下している。つまりリスクの大多数はヒトが何らかの形で関与することで起きている。そのヒトの集合体である企業や組織は、言って見ればリスクの塊だとも言えるだろう。
今回は多くのリスクの中からヒトが及ぼす思考のリスク、つまり意思決定にフォーカスしたリスクを考えてみたい。1990年、新入社員に対して「25歳定年!貴方は生き残れるビジネスマンか?」と題し、社内外で講演した覚えがあるが、まさしく2016年の現在、ヒトの集合体である組織・企業は問題が山積し、リスクだらけの状態だ。どうしてかくもこれほどリスクばかりなのか?との問いに、一言で答えられる正解は無いが、「問題処理・絶対解・先送り」といったキーワードが頭をよぎる。
画一社会が生み出したリスク人の能力格差は「1を聞いて10を知る」ヒトと、「10聞いても1しか分からない」ヒトとの格差は100倍ある。まして現在はIT時代、知識を知恵に変換できるか否かといったパラメータを加えれば、更にその差は大きくなることだろう。教育制度の問題だと言えばそれまでだが、試験の採点をしやすくするためマークシート式の回答は例外を認めない回答になり、10人10答ならぬ万人1答の時代を作ってきたことは事実である。その結果、本来の問題を正しく把握することなく、問題を早く処理すくことに注力がおかれ、また早く処理するヒトを目標にベンチマークがおかれて来た。
学校では1つの問題に答えは1つの「絶対解」が求められ、これらの訓練が日々行われてきた。しかし卒業し就職する社会、つまりビジネスの世界に単純な問題などない。業種業界の問題も単一業種に閉じることなく、関連する様々な業界や組織が関与する複雑な問題ばかりだ。
この複雑系課題の集合体が組織であり企業であるため、一件かっこよく見えるステレオタイプ的な因果律による対応はほとんど役に立たない。万有引力の発見者ニュートンの名をとってニュートン力学的対応とも言われるこれらの問題対応は、「絶対解」を求めるべく存在している。このため、複雑化した組織や社会への対応にそぐわないばかりか、逆に単一課題として処理することで新たな…

7月第3週号 退職後の第2の仕事キャリアはまさに人生の選択の思案のしどころ。

人生は常に未来を見ている、そのための学習、未来を見るための勉強をしよう。
退職後の第2の仕事キャリアはまさに人生の選択の思案のしどころ。もう選択ではなく、人生の決断です。
第2の人生の目的をどうするかです。

•    65歳、退職金はもらった、
•    厚生年金は出る、
•    企業年金も出る。

貴方は本当に幸せな人です。
でも、後5年、70歳位までは何か職があればよいですね。
外部取締役、コンサルタント、相談役、監査役、子会社、別会社、今迄のキャリアを行かして楽しく過ごしましょう。

でもさらにそのあとの人生を充実させ、楽しく過ごすためには何をどのようにしたら良いでしょうか。
まだこの先20年あるのですよ。
これまでの企業戦士とこれからの人生は違います。

あなたは人生のコーチです。このような人に対してどのような質問を投げかけますか?
貴方の周りにいる、70歳を過ぎても元気につやつやして毎日がわくわくしている人を参考にしてください。

多くは60歳位までがむしゃらに、脇目もふらずに夢中で仕事をしてきた人達です。体力もあり、能力も環境に応じてアップして、会社では素晴らしいキャリアと実績を残してきた人達です。

同じ会社にいても別の職に就いて熟練になるには3年はかかります。
では、今までの会社を出て、新しい職を探すとなるとあなた一人で何が出来ますか。キャリアのホイールです。


貴方はエキスパートですか、他の人が持っていないスキル、能力が有りますか、
公的機関が認めたライセンスを持っていますか、それは本当に有効で求める職につくことができるものですか。それを他の人と同じようにできますか、それとも何かもっと別なことができますか。

あなたは絶対に大丈夫、生きては行けるでしょう。
しかし、さらにわくわくした情熱的な人生を送りたいのならば、今からでも遅くありません、65歳以上になった時の目的とゴールをはっきりとビジュアライズしましょう。
この素晴らしい世の中でいかに充実して生きていくかが人生の醍醐味です。

ただ生きるのならば植物と同じです。長い、短いがあっても社会の中で生きていくにはそれなりの法則があるのです。同じ時間でもある人は短いと思うけれど他の人にとっては長かったり、長いと思っても後から見れば短かったり、相対的なにとらえるか、絶対的にみるかはその人個人の見方です。
24時間を短いとみるか、一年を長いとみるか、結果としてしか…

11月第3週号 他人の事ばかり気になる性格

私はとても親切心が強く、大きいのです。別名、“おせっかいやき”とも言われます。私は物知りでもあります。
他の人たちよりも様々な仕事の経験をし、本もたくさん読んでいるので他の人に対して色々と話をします。もしそれが他の人たちにとって難しい内容ならばなおさら話したいのです。 ひけらかしや見せびらかしではなく、相手に教えてあげようという心からです。
私はチームのリーダーです。部下が知らないことは何でも教えてあげるのがリーダーだと思っています。また過去には自分の上司にいつも答えを求め、教えてもらっていました。
私は他の人を助けてあげたい、サポートしたいと思っているのです。私は親切な人と思われたいのです。私はリーダーなので必ず答えを持っていなければなりません。私は知っていることを誰にでも話してあげる事が出来るのです。
私は常に他の人に親切にしてあげようと思っているので、いろいろな事で気づきが起こります。 最初は大きなことでしたが、この頃は小さいことでもとても気になるようになってきました。 それはその人に教えてあげる事が大切なことだと思う親切心から来るのです。 自分の信念として、そのことを相手に知らせることが相手の気づきをすぐに引き起こすことが出来、効率的だと思っているのです。
ここまで読んでほとんどの方は自分にもこの様な事があるかどうかをお考えになったでしょう。 そう日本人の90%がこれに当てはまるのです。
私たちは既に大人です。幼児や何も知らない人にコーチングをしているのではありません。相手は立派なリーダーです。人に物事を教える代表的な人として教師がいますが、人に教えるに際しては単なる知識を与えるのではなく、その人が自分で行動をとるようにする、すなわち人から物事を教えてもらったり、気づきを与えてもらうのではなく、自分で気づくことが必要なのです。
そのためにはお節介はやめましょう。それは相手のためにならないからです。
親切な人の気持ちを取り入れても自分の為にならないと理解している人にとって、親切はかえって仇となります。
今日から鬼になって人に教えないようになる事が出来ますか。 相手がどうしても教えてほしいと言わない限りこちらからは回答を言わないことです。
本当に大丈夫ですか、このことを誰かに話したくなりませんか? それでは口にチャックをかけてください。相手がそのチャックを開くまで我慢してください。
出来ますか?

4月第2週号 今回は良いチームがなぜ成功するかの話です。そのための5つの条件です。 仕事、スポーツ、芸術などだけでなく、宗教、クラブにもチームがあります。

明確に競争を表に出してチーム同士で競うチームもあれば、ハイキングやアドベンチャーのように自分らだけで戦うチーム、寄付金を集めるためのチームもあれば、エンターテイメントなどで即興で作曲を作るチームなど様々なチームがあります。
1.成功するための前提条件がわかれば本当に成功するのか
2.人間の論理と行動はどのように連携しているのか
3.倫理と感情はどのように関連してくるのか
4.成功の法則と人間の醸し出す脳内物質との関係はどうなっているのか
5.自分らと新しい環境との融合はどうなっているのか。

これらのチームのリーダーは皆、結果を良い方向にもっていこうと努力をしているのです。でもそれらが上手くいかなかったり、成功したりするのはなぜでしょう。

⓵チームの場合にはリーダーが結果を出すのですか
⓶チームのメンバーが結果を出すのですか
⓷リーダーが与える影響が後になってチームの力となるのですか
⓸チームが持っている力をリーダーが引き出してそれが後になって結果となるのですか
⓹自分たちだけでなく全く別の対抗チームによる影響が成功に近づけさせてくれるのですか。

今ご自分のチームがどのようにして未来の結果を作っているのかを考えてください。この答えが良いというものではなくて、まずは現況のアセスメントです。

例えばオーケストラの場合指揮者がとても大切なリーダーになる時があります。
合唱団の指揮者がとても大切なリーダーを演じる時があります。

学校の場合は校長先生ですか。会社の場合は社長ですか。サッカーの場合は監督ですか。
このような人たちが発揮するスキルというのはどのようなものでしょうか。このような人たちがチームの環境を左右したり、文化を作ったり、外に対して影響を与えているのですか。
それともメンバーに対して外から影響を与え、そのチーム内から出てきた結果を外に表出させているのですか。
リーダーが優れていればなんでも成功するのならば本当に皆さん良いリーダーをつくればよいのです。

ここで問題があります。リーダーが与える影響(Influence)とは何でしょう。
今までは内なる課題を取り上げてきましたが(Intrinsic)、本当は外からの影響Influenceが50%以上の割合を占めているのではないですか。

まず所属しているチームの倫理Ethicsがあります。倫理の下位には、道徳、マナー、エチケット、ポリシー、ルール等があり、これら…