11月第3週号 自分が欲しいものをAIが探してくれる時代

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そして自分が知らない自分の欲しいものをも教えてくれるのです。ましてや他人が求めているものが、自分に合うとわかれば、自分に推薦までしてくれるのです。自分が知らない自分の情報と他人が知らないはずの自分の情報のマッチングまでしてくれるのです。


AMAZONがすでにそれを実行しています。
それらは今ではモノだけにとどまらず、 
旅行もどこか自分が行きたいところ、
近くでも、遠くでも世界中どこでも
行きたいところをAIが探してくれるのです。 

お見合いの相手探しと同じように、占い師、まじない師と同じようにAIが働いてくれるのです。それが本当のデータであればデータ分析で、アルゴリズムさえあれば済んでしまうのです。もちろん特別なアルゴリズムを作成しなければ他の人との区別はできなくなります。それに相手を読み取る認知システムがあれば占い師はすべてがAIに代わられて誰でもSmartphoneで簡単にできるようになってしまいます。

そんな馬鹿なと思う前に自分の周りを見てください。
占いでも、未来の予測でもすべては自分の中の何らかの過去のデータから推論しているのです。
それらが一般的、統計的なものか、自己観察または人の意見を取り入れている他己観察によるものなのか、仮説からきているのかは内容をきちんと整理すればわかります。

科学的にわからないもの/こと(Non Scientific)が現在における本当の未来創造です。時に人はそれらをSpiritともいう事があります。具体的な説明/証明ができないからです。それらは簡単ではありません。

でも誰にもできない仮説を作るのです、シナリオ作成、デザイン分析です。

その科学的証明できないところをBreak ThroughするのがExecutiveで、それを解明するのが科学者です。

Executive Coachingをするにあたってはそれらが打ち破ることが必要です。それが私が行っている未来のためのBreak Through思考のAdvanced コースです。

その中のフレームをいくつかお教えします。

1.Out of The Box Game 
今まで居心地がよかったところからの脱出です。
Polarityともいいます。

2.ランダムワード。
アナロジー思考を使います。ピザのDelivery Boy(全くの門外漢)の会議への参画、質問です。

3.クラスターのコリジョン
他流試合です。
大きな意味でのシナプスの結合、衝突です。

4.チームメンバーのコリジョン
Brainをスパークさせることです。
シンクロニシティーを起こさせます。

5.思考力の拡大
書き出すこと。人と話すこと。特に未来思考のコリジョンが必要です。それは脳に焼き付き関連的なことがひらめいたり、旅をしていて目の前に新しいひらめきが通った時にキャッチできるように何度もしていると潜在化するのです。

6.多くのデータを読むのではなく情報を手に入れ、その情報を無造作に関連付ける
自分の中で思考を興奮状態をさせる。整理ではなくChaosにするのです。

7.シナリオCreation, 
デザイン、Design分析、Data分析
ビジネスモデルの策定にもあたります。

8.Reverse Engineering
AIの分析、解析方法をシナプス側からReverse Engineeringできればもっと簡単で最高ですね。
Recurrentプロセスを何度もやり返すことも一つの方法です。

9.脳科学、心理学
シナプスとニューロンの仕組みがわかればもっといろいろなことがわかるようになるでしょう。その時期もそんなに遠い先ではないはずです。

脳科学、心理学等を勉強しましょう。

杉井要一郎 / 2017年11月第3週号 © 2017 Gledis Inc. All rights Reserved.

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