12月第1週号 新しい起業のための思考概念とその簡単な応用実践

#192

誰にでも出来る未来への挑戦: Entrepreneur 新しく起業し会社を作ろう

そのためのファンド(投資)つくりのチャンスです。 
3つの方法をお教えします。
これこそ実際に可能なExitです。

AIによる飛躍的な技術の発展の時代です。こんなに大きなビジネスチャンスはありません。新しいビジネスを立ち上げることに迷うことはありません、行動することにより失うものよりも得ることが多い機会Opportunityがあちこちにあるのです。

第4次ベンチャービジネス時代の本格的な到来です。

行動しなければ絶対に成功はないのです。
自分が欲しいものをAIが探してくれる時代です。 

Amazon、Microsoft, Googleがすでにそれを実行しています。 別な言葉で言えばAmazonが探してくれないようなものを探せばよいのです。 今までの生活の中では気づきもしなかったことをAIが与えてくれるようになったのです。今はまだ汎用のAI、ビッグデータを利用したものですが、これからはもっと細かいところ、ニッチなマーケットを探すところまでもAIがやってくれます。それらは大きなシステム、クラウド方式ではなく自分のタブレット、PC一台で出来るようになってきているのです。

誰かがすでにそのようなものをいくつも開発しているかもしれません。ですからいくら探しても出てこないようなものを探せばよいのです。 U-Tube、Meetupなどでそれらのメンバーオタクが集まって毎週検討会、自己宣伝をしています。それらは個人の新しいビジネスモデルのチャンスを与えてくれる大きな市場であり、ツールでもあるのです。必要なことはモノ/コトそのものではなくて、アイデアを教えてくれるのです。アイデアを探すのがコツです。

内容の増幅(Amplifier)に反比例して、躯体は小型化・矮小化(Downsize、Condense)していくのです。思考法と同様に大きな変容(Transformation)が変革(Transit)の後に起こるのです。 アナロジー思考でもあり、真逆思考でもあるのです。 これらの思考を直接生み出すような思考を持つことがこれからのリーダー、若者に求められるのです。
技術の場合はすでにあるものを別な方法で混ぜ合わせマージ、ハイブリッド化するのです。デジタルとアナログの融合、コネクティビティーです。

自分が気づいていない性格も考えて Matching お見合いの相手を探してくれるAIも全く同じです。 占い師、まじない師のようにAIが働いてくれるのです。アルゴリズムさえあればデータ分析はすぐにできてしまいます。 統計分析と同じです。それに相手を読み取る認知システムを加えればすぐに占い師もどきが出来るのです。

そんな馬鹿な、と思う前に一度自分の周りを見てください。
占いも、未来の予測も自分の中で何らかの過去のデータの統計分析からきているのですから、それらが統計的な一般のことか、自己観察か、他己観察からきているのか、事前にわかっている仮説からきているのかは内容をきちんと整理すればわかります。多面観察、Perspectiveです。

科学的にわからないところが本当の未来創造です。あるいはそれらを霊感Spiritという事もあります。回答の説明ができないからです。それらは簡単ではありません。でもそのままでは誰もが同じ結果になるので、誰にもできない仮説を作るのです。シナリオを想像したり、あたらしいデザインをつくるのです。

その科学的証明できないところを打ち破る(Break Through)のがExecutiveで、その解明が出来るようにするのが科学者、後付け論理になる仮説Abductionを考えるのがリーダーなのです。
Executive Coachingに際してはそれら打ち破る思考力と強い気持ちを持つようにすることが必要です。それが私がやっている方法、未来のためのBreak through思考のAdvanced コースです。
その中の3つほどSimpleフレームをお教えします。

  • Out of the box Game:9ドット 蚤のジャンプ ゆでがえる
  • ランダムワード:アナロジー思考を使うのですが、易しいのは蕎麦屋の出前、ピザのDelivery Boyによる参画による愚問が必要なのです。
  • クラスター内の考え方のぶつかり合い、コリジョン: 他流試合です。


その他の思考法もあります。

  • チームメンバーの言葉の衝突/コリジョンです。 脳Brainをスパークさせることです。シンクロニシティーを起こさせることです。
  • 思考力の拡大には、書き出すことや人と話すことが助けとなります。特に未来志向の混沌としたコリジョンが必要です。それは脳に焼き付き、関連的なことがひらめいたり、旅をしていて目の前に新しいひらめきがよぎった時にキャッチできるように何度も繰り返しが必要です。結果として無意識上への潜在化です。
  • 多くのデータを読むのではなく情報を手に入れ整理することが必要で、その情報を無造作に関連付ける方法もあります。いづれにしても自分の中での思考の興奮、混乱状態をおこさせなければなりません。整理ではなく混沌としたChaos 状態にするのです。
  • シナリオデザイン、Design分析、Data分析等が出来ればよいのです、
  • AIの分析、解析方法をシナプス側からReverse Engineeringできればもっと簡単で最高ですね。
  • 思考の繰り返しRecurrent のプロセスを何度もやり返すことも一つの方法です。
  • シナプスとニューロンの仕組みがわかればもっといろいろなことがわかるようになるでしょう。それもそんなに遠い未来ではないはずです。脳科学、心理学等を勉強しましょう。

それらの思考方法が出来たら、今度は資金集めです。

新しく起業するには、3つの投資が必要です。人・モノ・金です。もし自分で、またはどこかのグループで、新しいこと/もの、システム等を考え、それが商品化できると思ったら、それらのアイデアをしっかりと人に理解させるように具体化することが必要です。それらは全く新しいことでなくて、会社の仕事の中からヒントを得て今まで見えなかった内容を顕在化,可視化することでもよいのです。具体化し、それが本当にヒットすると思う賛同者が集まればよいのです。それらは今までに話したようにSCAMPERでチェックすればよいのです。これらはひらめきかもしれないし、全く今まで考えられなかった拡張、増幅かもしれません。
それができたら次は資金集めです。その資金集めの最も簡単な方法を3つ教えます。あくまでも皆さんが起業するのにはどうしたらよいのかを勉強するのが目的ですので、詳しいことはこの後調べたり、皆で考えて作り上げるのです。

1.IPO または 起業するための資金集め。
会社登記のための資本金集めです。今は簡単に会社を設立できます。登記でさえも自分でWEBからフォームを取り出してできます。登記が済めばあとは初期の設立資金、運転資金集めをすればよいのです。

2.クラウドファンディングでの資金集め
クラウド上で資金を集める方法です。これらもいろいろな団体がサポートしてくれていますので自分でやらなくても良いのですが、ある程度の費用がかかるのと、大勢の人が株主になります。

3.フィンテックより誕生したブロックチェイン・ ICO Initial Coin Offering上での資金集めの方法もあります。

このように資金集めが今までより簡単になったといっても、一番大切なことは、自分の技術、サービス、仕組みの内容がきちんとしていることが基本的に一番重要です。虚偽の内容は絶対いけません、あとで大きな社会問題になります。ここをきちんと作らなければどんな企業を作ろうとも失敗に終わります。新しい会社が5年以上継続するのが10%、10年継続するのが5%も残らないのはこのような理由からです。基本的には今まで誰もやったことのないビジネスデザインであること、製品サービスをキチンとするための第三者の応援があること、IP特許、ノウハウがあること、最新の技術を取り込んで考えたアプリケーション、サービスであることが求められます。ですからAIという概念は新しいAP アプリケーションを生み出す最高のチャンスなのです。 AIを本当に理解しているコーチ、コンサルタント、アドヴァイザーにつくことが必要です。これらの技術を学ぶことではないのです。特に技術オタクはビジネスモデル、アプリケーションには全く素人で自分の左脳の中でのチェック、自分を満足するアルゴリズムに特化しているため、技術のための会社を求めており、一般に聞くようなビジネスモデルではないことを肝に銘じておいてください。理工学系の学部、コンピューター企業が開発しているのはこれから必要とされる汎用AIのための技術、周辺であり、今の企業の延長にはありません。

大切なことは起業するためのマネージメント、人間の行動をもっと効率よくするための仕組み、コストダウンのため、AIが人間に代わってマネージメントするほどの内容が目下必要なのです。  また人間の寿命が長くなってきたので出生数は減っても全体では人口は増えてきています。 生き方のキャリア、人生観が変わってきたのです。そのあたりに多くのビジネスチャンスがドンドンと生まれてきているのです。
今回定義させていただいた内容には3つの話があります。

1.起業するためのビジネスモデルに関しての信ぴょう性
2.信用問題・倫理 ガバナンス お互いの信用度を理解すること
3.フィンテックを十分に理解して利用すること

もうすぐ2018年を迎えます。パラダイムが全く変わろうとしている世の中で、皆さんのこれからの新しい思考をチャンスとともに求める時代です。

杉井要一郎 / 2017年12月第1週号 © 2017 Gledis Inc. All rights Reserved.

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