(#28) リーダーシップ |
人は一人では生きていけません。それは両親から生まれたからというだけでなく、孤独に耐えることができないからです。
世の中には多くの人がいますが、面白いことに好き嫌いはある一人に対して生じます。
嫌いならほかの人と付き合えばよいのに、その人の事が気になるのです。
好きという場合、その人の雰囲気、考え方、気品が好きだというのです。
ですからみなさんの中で本当に自分がこの人だと思う人がいても、ある程度時間が経つと又他の人を好きになったり、嫌いだった人が好きになったりするのです。
それはなぜでしょう。
環境が同じ状態で継続すると、満足感が薄れて飽きが来る、もっと魅力のある別の要因が現れる、ただ単に自分が変わってきているなど、様々なことが考えられます。
では最初からPerspective客観性のある見方ができたらどうなるでしょう。本当に自分が満足するものを得ることができると思いますか。
もし対象人物が同じドメインの中で3人以上いたらどうなるのでしょう。きっと面白くてしょうがないでしょう。では9人位ならば...。
さらに 20人位いたら皆さんの思考、選択、決断、ノードの連携はどのように変化するでしょう。
個人、二人、チーム、グループ、社会と大きくなるにつれて人の行動パターン、思考、振る舞い、興味、モチベーション、気づき、はどのように変化するかを調べてみましょう。
毎年大学で週1回、15週で30名程度の学生を教えています。
この学生たちは、最初の2~3週くらいまでは個人あるいはグループですが、最後には立派なチームになるという変化を見せてくれます。
- 途中で何が起こるのでしょうか。
- 大きな声で話し、人の話を横取りし、自分の事ばかり話す人
- 控えめで相手の言っていることをじっと聞いている人、
- 皆との協調を考えて質問する人、
- 皆の話についていけない人、
- 皆の話が下らないので黙っている人、
- 内気で話に入るのが怖い人、
この様な人でも半年もすると打ち解けて友達のようになるのです。
途中でドロップアウトする人も大抵20%はいます。これはその人のフォーカスする目的と授業の内容が一致していないためでしょう。だいたい2~3回出席した後には来なくなります。あるいは来られなくなります。
これらの人は引き止めません。なぜならばVocabularyが判らなくなり、チームにおけるコミュニケーションが出来ない状態になりつつあるからです。
このドロップアウトした人以外の人たちはチームとしてのVocabularyが共通のため、チームメンバーとして残るのです。
残るというよりも選抜ですので自分からコミットしているのです。
何がこの二つに分けるのでしょうか。
- 信念ですか
- 価値観ですか
- 忍耐力ですか
- 精神力ですか
- チームの持つ求心力
- 中身の持つ遠心力
- その後を見るシナリオ力
- 洞察力
コミットするにはたくさんの中から選択をしているのです。
勿論自分の潜在能力もあるし、顕在的な思考でもあります。
Extrinsicな力から、Introvertして自分の考えになったものもあるでしょう。
杉井要一郎
©2014 All Rights Reserved by Gledis Inc.
杉井要一郎
©2014 All Rights Reserved by Gledis Inc.
コメント