2014年9月第3週号(#30) グローバルリーダー
貴方の会社はガラパゴス営業の巣?
それとも温室育ちの幸せの木?
もっとひどくなっていてゆでカエル?
ガラパゴス化、全くその通り。「昔の光~、今いずこ~♪」、であなたはどうする自分の会社。
「籠の中の鳥は
いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀と滑った 後ろの××だあれ?」
誰もついて来ない、ついて行けない、ついて来させる方法をしらない。
のんびり遊んでいる場合ではないですよ。
でも本当に日本の営業はグローバルのスタンダードから全く外れていますね。
今ではほとんどの会社がグローバル会社になっていますが、中には自分のところはローカルだからグローバルにはなっていないと思っている会社もあります。
自分では直接的にはグローバルになっていないように見えてもSCM ERP の資材調達、部品製造、グローバル営業など様々な所で日本だけでのビジネスと言うのはあり得ないのです。
何で海外からの留学生は日本に来ないのでしょう。
グローバル営業のトレーニングの多くはアメリカから来ています。実際にはそれが陳腐化された営業トレーニングであってもです。
アメリカから来たから新しい方式なのでしょうか?
日本人は日本語しか話さずに、戦後通産省のお蔭で繁栄を作り上げたのだと。「昔の光今いずこ」です。 そのようなエグゼクティブが80%以上です。
日本企業は世界に進出しているといっても、それは大きな商社やメーカーであり、ほとんどの中小企業は海外から仕事が入ってくることが多く、自分から海外に出ていく場合は商社に頼ることが多く、自分から世界に飛び出したり、そのためにいろいろな会社と一緒に汗を流して働いたり、情報を得る活動をしていないのです。
インターネットの発達、海外からのオンエアーによるテレビ番組、それもほとんどが日本語に吹き替えてあるので全く日本語だけで問題ないのです。
貴方の住んでいる町を見てください、どんどんと市街地は開発されています。
大型化された住宅街、超大型化されたプラザ、デヴェロッパーによる都市開発も進んでいます。汐留、虎の門、渋谷、大崎、新宿、池袋、丸の内とどんどんと変わっています。でもそれは容器の話、箱モノの話なのです。
人間の要素である思考、文化は全く昔のままなのです。
知らないうちにこれらの大型ビル、店舗は外資に買収されているのです。
その中で働いている人は表の形は恰好よく素晴らしくても、昔のままの体質で経営されているのです。働いている人は東南アジアの人がだいぶ増えてきています。
何故か? それは日本人がアウトボックスを全くしないからです、しないというより恐れている、恐れているより、出来ない、出来ないというより、それが何かも知らないのです。 「井の中の蛙、大海を知らず」です。
知らないから恐れないのです、恐れないからしないのであって出来ないのとは違います。
これからその違いを営業の場合を例にとって話します。これはあくまでも営業の話で合ってオフィスのプロセス、IT化等はまだまだ遅れているのです
例:Asia Pacific (APAC)の営業研修のあり方:人材開発コーチング
プロジェクトマネージメントと営業のリーダーシップ
戦略思考・Value Business Format,
本格的な人材育成・開発に関してはアメリカ、イギリスから見てグローバル化が本格的に遅れています。 本格的に遅れているということは彼らがやっている基礎さえ出来ていないのです。
グローバル営業の遅れはすさまじいものがあります。
グローバル営業がアカデミック化されていない日本、こんなにも多くの営業の研修があるのに皆が昔の営業トレーニングを日本人から受けていて喜んでいる。
グローバルソリューションと口では言っているけれども自分では何も考えていない。
本当に営業に必要なのは何かがわかっていないのです。それはなんでしょうか?
過去20年間はコスト削減で人材育成に全くお金をかけていないから新しいところに進出できない。グローバル化の詰めが全く研究されてきていないのです。その一方で、海外からどんどん良い人材が入り込んできているのです。
一国だけの研修ではグローバル化に後れをとるばかりです。
例えば、アジアで生き残る営業をすれば日本でも通用する。
イギリスやアメリカで今どんなグローバル研修をしているかがわかっていない。
日本の中枢神経の空洞化が起こっているのです。
ではどのようにすれば日本人の遅れを取り戻せるのでしょうか。もう遅いのでしょうか。
研修会社から変えなければならないのですが、それよりも早くそのような内容をどのようにして取り入れたらよいかを考えましょう。
本当のグローバル化、地球は一つです。
と言うことは一つの課題を世界中の人が寄ってたかって解決するようにすればそれ以上の解決方法はありません。
余りにもマクロ的ですがそれが出来るのがITです。
今出来る最大の収穫は世界中のエキスパートとコミュニケーションを取り、相談し合えることです。
それが出来るようになって初めてグローバリゼーションとなるのです
ではその方法を考えましょう
方法論を論じるということは、なぜそれをやるかと言う目的とゴールが明確にするということです。
シンガポールでのGlobal Sales Leadershipの会議に参加して、日本の営業の教育方法が全く遅れていることにBIG SURPRISEでした。だって20年前まではシンガポールはまだまだ発展途上国であったのです。マレーシアと国境を別にしてから急激に発展していったのです。理由と方法さえ考えれば日本ももっと良いコーチングを取り入れて思考のアップをすることが出来るのです。
この続きはまたの機会に;
杉井要一郎
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