12月第4週号 年末年始は自分を見つめるチャンスです。( パフォーマンスコーチング)

#44


皆さんは今日から正月明けまで 長い正月休みにはいられますね。
素晴らしいです。是非とも休養を十分に取って、安らぎの中で頭に酸素、思考に栄養を与えてください。

1.自分自身を見つめ直す良い機会です: 毎年の区切りとなるマイルストーンです。いかにこのホリデーを有意義なサイクルの変容の時間に持っていくか、そのためのよいチャンスです。人生キャリアには3つの節目があります。30歳までの成長期、60歳までの成熟期、90歳までの安定期です。この前後にある人たちにとっては、新しい気づきを得るための時間です。   
 
2.アウトボックスする:3つの箱Box その最初の1つは自分の成長の箱です。 次の箱は自分の殻から出ることです。最後の箱はその殻を強く大きくすることです。コアコンピタンス・価値観・成長につなげることです。
 
3つの箱BOX

a.
自分を成長させる   あなたは自分のためだけにすべてを集中させるのです。自分の現在のマスターリストを大きくするのです。そして自分自身がどんな芯を持った自分かを考え、周囲とのバランス見ます。しかしそれは他人をないがしろにし、自己主張を大きくするという利己の意識とは全く違います。人との調整を保ちながら人のために自分の人生を誤らないようにすることです。そのために何に集中すればよいかを考える時期です。グローバルな世の中は様々な多くの驚きが日々あります。その中で自分を見失わないようにしなければよいのです。特に悪いニュースが世界中から入ってきます。それらが潜在意識の中で活性化しないようにするためには、また未来を明るい時代にするためには自分がどのように振る舞ったらよいのかということを今この時期に考えましょう。自分がどんな人か、かわいそうな人のために何かをやってあげようではなく、自分がしていることが自分の知らないうちに他人のためになるように行動するにはどうしたらよいか、その下地を作ることです。
目に見えないことが世界中で頻繁に起こっています。見ることが出来ないということは自分一人では対応できないようなことが世界中で日常茶飯事として起こっているのです。
それらの現実に直面して自分を見失わないようにするために、自分の軸作りをするのです。
あなたの自他両方のプレゼンス(他人が見た時のあなたの存在感)が大切なのです。
それはあなたの年代、ジェンダー、経験、社会との関わりによりダイバーシティ化(多様化)するでしょう。
自分の軸を強くすることが、これらの諸々の驚きから新しい挑戦をする自分を見つけることができるのです。それが人生の喜びです。
それが更に自分のプレゼンスをより大きくすることになるのです。その軸は何かをこの休養している問にじっくりと考えて下さい。
それに集中する必要もなければ机に座ってなにか書き物をする必要もありません。このことを頭に刻んでおくだけでもうあなたは自然とそのような環境に入っているのです。
この思考法が頭に入ることだけで自分のマスターリストは大きくなっているのです。

b.
他人を成長させる。
いま家庭でも、会社でも一番求められていることは、周りの人の成長を促すことです。
あなたは世界中で何が起こっているか毎日情報を得ています。
世界中で起きている素晴らしいこと、発明、人助けとなること、能力開発、未来への挑戦、人が考えたことがないことを考える思考、自分が知らないことへの気づき、それらを少し考えてみましょう。
今までと違う時代になってきているということはみなさんの現在の生活からもわかると思います。
簡単に言うと思考法です。
今までは論理的に物事を左脳で考えることが求められてきました。
それは工業化時代の成長のためには必要不可欠な思考です。
日本の男性にそれが多いのも、論理的に物事を説明することが求められてきたからです。
自分だけで物事を考える時代はいつの世でもあります。今までも多くの人の個人の思考でいろいろなことを発展させていました。これからもそうです。

みなさんはチームを持っています。家庭、友達、会社のプロジェクトチーム等がありますが、今回は全く違った提案です。
あなたの周りで今までとは違った思考、習慣、批評家、異業種の仕事をしている人たちとこの際いろいろな意見を交わすことができる環境をあなたが作るのです。あなたの思考、または参加する人たちの思考を知る良いチャンスです。
となり近所の付き合いがあれば、昼の時間にお茶を飲みながら何か話すチャンスを見つけてください。
これらは人生のキャリアアップになるのです。詳細は別途話しましょう。

c.
価値観 Value を大きく広げる
環境、器を大きく広げる

傾聴と時間とその為の静寂を取り入れて、皆の成長を促すことを考えてください。
人の話を聴くというのは楽しいことです。なぜならば話している人の話題が自分の経験と合った時には自分のいろいろなことが想い出され、新たな気づきが起こるからです。
ただし自分のことを思い出したからといって、相手の話の内容を自分のことに持って行ったり、自分の自慢話にしたり、相手のことを聞きながら比較して優越感に浸らないでください。
大切なことは、話を聞きながら自分の価値観を大きくしていくことです。この価値観を大きくすることができる節目に持っていくのです。または更に価値観を大きくするための質問をするのです。それも相手にただ答えさせるのではなく、相手も自分の中で価値観が大きくなるような気づきを与える質問をすることです。
そのためには自分のことではなく他人のことをよく観察するのです。その人が持っている価値観を見つけることにより自分の価値観が大きくなるのです。話だけでなく、話の身振り、顔の表情、相槌の打ち方でその深さと信ぴょう性がわかります。
  
d.
マリアージュ・ コネクション
マリア―ジュは飲み物と料理の組み合わせのことですが、特にワインと料理の組み合わせを言います。この感覚と習慣、経験と趣味と味覚のアナログの中で、自分の口にあったワインをそれに合わせるように作った料理と一緒に提供することです。
わたくしの友達の中にはいろいろな人を紹介するのが好きな人が大勢います。これは職業ではなく、また自分のためにではない、なにかお互いに気持ちがあって、またはその文化が出来そう人を探して繋げるのです。
今では日本だけではなく世界中にお見合いの機会が広がっているのですから、なおさらにそのチャンスは広がっているのです。内容も個人からチームへと大きくなってきています。
ウイスキーも同じです、そのブランディングが全てを語っています。
現在その橋渡しとしているのがITです。世界中をまたにかけて、瞬時に時間の観念を忘れてそのチャンスを広げることが出来るのですから素晴らしいです。そのためのアプリケーションもいろいろあります。それらはSNSとしてどんどんと普及しています。またいろいろな国際会議も自由に参加できるようになっています。自分を磨く、成長させてくれる世界中で一番素晴らしい学校のプログラムも日本で受けることができるようになりました。そのような機会を提供してくれるのもIT技術です。
ただし何でもかんでもが良いわけであるはずはありません。それは時間に限界があるからです。今ではこれだけは絶対に変更することがまだできないのです。

3.まとめる力とそれを確かなものにする: アファーメーション
この頭が休まった静寂の中で自分を取り戻すチャンスから何を学んだかをまとめ、それを実行できるようにするための言葉に簡単にまとめてみましょう。
自分がチームのリーダーとして、または目に見えない思考の努力を如何に実行するかを考えていると思います。
それらをきちんと課題にまとめ上げ皆が新しい挑戦ができるようにすることが大切です。
それらは論理的で且つ創造的であるかどうかが新鮮さを呼び起こします。
価値観の創造は多くの人達で考えれば考えるほど様々な気づきが出てきます。そしてその価値観を共有することによって全てが同じ方向の行動に移ることができるのです。
私たちの人生にはマニュアルがありません。先人が歩んだ経験をもとに何が人生を豊かにそして楽しく有意義なものするかを自分で作り上げるのです。
時間は何もしなくてもどんどん過ぎて行きます。その時を大切にするためにも自分というものをしっかりと見つめる良い機会です。
すべての緊張から解きほぐされて新しい目的とゴールを考え、未来へのプロセスを想像し、整理をする良い時です。
特にエグゼクティブ、そして毎日が緊張の連続に閉ざされている営業のリーダー、家庭のすべてを任されている主婦、いろいろな会のリーダーの方たち。
自分は何に頼っているのかを、自分には自分しかいないことをこの際よく考えてまとめ、そしてやってくる未来の今後の糧にしましょう。


  ゆっくりと休んで頭の中にエネルギーを蓄積しましょう。


杉井要一郎

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