3月第3週号 きっかけと価値観、動機motivation、そして行動あるのみ

#55 Performance & Transformational Coaching


春の芽吹きとともに自分の心の中にも埋もれていた思考が表れてきます。              

・春になり暖かくなると身体がウズウズしてくる
・思考が開け
・新しいビジネスを考える
・スポーツでは競争心が湧き出て新しい目標にチャレンジしたくなる
・知識をもっと得て今までしたことがないことをやってみたい
・健康に良い食事を自分で考えて調理してみたい

春の訪れとともにこんな気持ちになります。

これは季節の変わり目だからというだけでなく、周囲の環境が大きな変化をしているからです。
子供たちの入学式、新卒社員の研修、屋外に出て清々しい空気を吸いたくなる、身体がそう欲しているのです。

・自分で見つけた動機
・人から教わった動機
・人から教わったけれど、自分があたかもその目的を考えていたかのようになった動機

それらの新しい外部からのインプットが自分の潜在意識の中で融合されて、新しい挑戦をしたり、興味をもつようになったり、今までとは違うひらめきが喚起されたりするような一連のプロセスが自分の中に生じ、心が始動するのです。

これは会社であっても、家庭でであっても同じです。あれを覚えろ、これを考えろ、もっと勉強して新しいことに挑戦しろと外部から言われても答えはいつも同じです。

このようなことは「こうしろ、ああしろ」といった知識の習得とは違うのです。

心をいかに開くか、このロジックが解ければ新しい思考法を考えることも、今まで考えていなかったことを潜在意識から顕在化させ、その行動プロセスの新しい連鎖を持ってくることができるのです。

今日の話は自分に関係することです。

毎日いろいろな人にあって話をすることほど自分にとって新しいことを吸収できることはありません。

特にその道の達人と言われる人達からその一番大切なことを伝授してもらうことほど心ときめくことはありません。

いくら本を読んでも、セミナーに行って感動しても、本当の経験者、それも長い年月の中で培ってきたその人独自の経験を聞くことほど自分のためになることはないのです。それはその場で自分の意見も聞くことができ、質問によって自分の価値観、モチベーションに繋げることができるからです。

このようなことが現実の場面においてどんどん促進されてきたらどんなに良いことでしょう。

特に30代の血気盛んな時期に自分の成長をもっと促進させたい人には良い教師となり、そして40代から50代の自分の価値観が出来上がりつつも、かえって固定観念になりつつある人には、自分の心を閃かせてくれる何かを捜す旅に出るのと同じくらいに、自分が経験したことがない経験をした人といろいろな話をして意見を交換すると今までなかった自分の空間にポッと灯りがともるような、真っ暗なトンネル先の方に光が見えるようなことがあります

この経験を一度するとあとは砂漠に水がしみわたるように入ってくるのです。
この習慣を一度でもすると、どんなことでも自分が思うことが実現できるという心の準備ができるのです。

これらは本やテレビなどで何度も紹介されていますが、表現の差はあれ、きちんとした経験をした人から自分にあったようにサポートしてもらうことが必要です。

一般に言われている自分探しをする、きっかけを掴む旅に出るというのは新しい場所や人、経験者に合うということで、ただ旅行をすることではありません。その旅に目的があり、その目的にはまだ見えないゴールがあり、そのゴールが見つかっても本当にそれが自分が求めたものかどうかもわからない仮定のゴールなのです。

この仮定のゴールに対してどのくらいコミットできるかが大切なターニングポイントです。

このゴールに向かう仮定のゴールを見つけることが最初の一歩なのです。

では最初の一歩が決まったらそれでうまくいくかというとその先には茨のバリアーがあるのです。

その茨のバリアーはComfort zoneと言って内なるゲートキーパーです。
どんなにアファームして、ゲートをくぐっても、自分の内なるBreakthroughしなければならない壁が出てくるのです、この目に見えない壁が自分の正体なのです。

ただし一度この壁を乗り越えると後は楽に行動に移れるようになります。もちろんこのように単純でないことはこのブログを読んでいらっしゃる皆様なら既に感じているはずです。

ある日程を決めてその期間をこなせばライセンスが取れるというようなものとは違うのです。そこはやっと入り口なのです。
特に企業のリーダーになった人たちにお尋ねしたいのです。
本当に自分の会社のリーダーに何を求めているのか。
3つ考えてください。

1...
2...
3...

結果を求めているのならばそれなりの養生をしなければならないのです。それこそ一番必要なことです。

若い社長やリーダーが最初に目標を決め、ゴールを決めてもほとんど途中で脇に逸れたり、Comfort zoneに行ってしまうのはその土台が弱いからで、自分のビジョンと目標と仮のゴールがまだ100%一致してないからです。

本格的にどのようにすれば良いのかはまたの機会にいたします。

よい一週間をお過ごしください。




杉井要一郎 / 2015年3月第3週号 © All rights Reserved by Gledis Inc.

コメント