4月第4週号 なぜとてつもなく大きな夢を持ったほうが良いのか。

#61 Self Coaching

#61 self coaching

Out of the Box

Dream BIG

Think BIG

殻を破る、大きな夢を持つ、大きく考える


「自分の人生において大切なことは何か」と人に聞くと、90%以上の人から同じような答えが返ってきます。そしてほとんどの人が同じような夢を語ります。

なぜ夢は大きく持ったほうが良いか。これは、今自分自身が籠っている殻から飛び出て、自由に物事を考えられるようになるための質問なのですが、この質問に答えることができる人が本当に少ないのです。

これはとても大切な訓練で、研修やコーチングをするたびに毎回受講者に問いかけています。
また大学3、4年生に卒業後の夢を書いてもらうと皆同じような夢を書いています。
この時期の学生は、社会に出たときの自由と責任、そして義務を真剣に考える時期なのです。氾濫する情報の中で自分自身に制限をかけて、未熟ながらも信念という価値観を作り上げてこれからどのように自分の人生を創造していくかを考え始めるとても大切な人生の変換期にいるのです。
これまでの自分の人生を安全で幸せに過ごしてきたせいか、質問に対しては必ず答えがあるものと思っていて、それに正確に答えられないと自分は人並でないと思われるのが嫌なのか、それとも本当に夢を語ったことがないのか、傍で見ているとまるで巣の中に閉じこもっている雛鳥のようです。
普段から友人たちと近未来というほど遠くでもない50年先、70年先の未来を語ることが少ないのか、周りの人がそのような話をしたり、質問をしたりしてくれなかったのでしょうか。

青年期から大人の世界に入ろうとしている若者に対しての大人の責任はとても大きなものがあります。これらの人たちが未来を背負ってくれるのです。
これらの人達にとっては、本当の人生のあり方を今から語ること、人生の成熟期を迎える前に今から考える習慣を作ることが大切です。

では既に大人になった人の話をしましょう。
どんな夢を持っていますか。
青年は無限の可能性がある未来を持っているということは誰も疑いませんが、40歳を過ぎた大人は自分が歩んできた経験の延長線上に未来の夢を見ます。
自分の価値観を自分で枠の中において考えているのです。それが最適というよりも思考の中で安全であると思う枠です。あるいはあまり奇抜だと人から奇異に見られて恥ずかしいという気持ちがあるからです。

これらの束縛から抜け出して自由な発想・思考で大人に将来を語ってもらおう、自分のことだけでなく周りの人も含めた未来を語ってもらおうという本質の思考からこの問いかけをしているのです。

これからは100歳が平均寿命になる時代です。その折り返し地点の50歳時代で自分の足かせ、首輪を外してもらうためのコーチングです。

目的は、「大きく考える癖をつけよう」。
そのためには、

1.Out of the Box今の自分の箱から飛び出そう。

21世紀は政治、経済が変革しているだけでなく。人の生き方が大きく転換する時代です。グローバルでの環境配慮でさえも、既に宇宙へ、それもUniverse, 大気圏外より更に外、Cosmos からの環境保全を求めることを挑戦、研究がされているのです。これらは何億光年も太古の資源への挑戦です。私たちも、もっと遠い未来に向かって挑戦しましょう。さもないと過去の延長線上に自分だけが置き去りにされ、他の人達はどんどん先に進んで行ってしまいます。

2. Outrageous 繋がれている鎖から解き放たれよう。

 型破りなことを考えよう。今の安全思考から脱却してもっと冒険をしよう。 人はずっと同じ状態でいることはできません。人間は成長し、最後に死を迎えます。その期間を人生と呼び、人間だけが思考しながら理性と感情を持って進化しているのです。
繋がれている鎖を取り去ることで、新しい人生感を磨くことができるのです。

今日の話は誰でもが考えているのに実行しない大切な思考と行動矛盾です。
これは、遅延Procrastinationとは全く別の深層思考です。

遅延Procrastinationはもっと顕在意識または顕在意識と潜在意識の間にある自分の習慣です。

遅延は
・時間がないので仕方ない、
・他にやることがあって順番が来ない、
・Priority重要度が低い
・自分にはそのものに対する興味がないので価値が低い
・やり方が違う、
・自分は切羽詰まった時にやる
・他の人に言われてやることがいっぱいある。

それは自分はできると思っているとしても実行しない理由があるのです
それらを取り除くのがあなた自身の思考(マインドセット)で行動エネルギーです。
しかしこれらを取り除くのは難しくないのにそのままにしていて結局は行動に移ることができないのです。

これらは、自分の首を締めている阻害要因といいます。
箱の中に閉じ込めたまま大切にしまってあるのです。あたかも次々と新しい洋服を買ってしまっておくのと同じように。
この阻害要因を取り除くことができたら人生はどんなに変わるかはわかっているのです。でも捨てることができないのです。

特に目に見えない自分の固定信念、想い、邪魔な考え、欲望を取り除くことができたならば皆で人生を楽しむことが出来るのです。
人はひとりでは生きていけないのです。ですから自分だけ良いというわけにはいきません。喜び、苦しみ、そして悲しみも未来の幸せのためにお互いに分けあうことにより、本当の幸せが来るのです。

皆が同じ目的を持ったチームのメンバーならば、個人では当たり前のこととしても、皆で人生を楽しむことができるために、未来のために自分たちを縛っている鎖を解き放ち、新しいことに挑戦して行くのです。

これらの説明は夢を語る時にも全く同じです。
いろいろな条件が夢を考える前に立ちはだかっているのです。
ですからそれらの阻害要因を取り除く言葉を考えてから新たに夢を考えるのです。
そうすると楽になります。
その言葉を常に表に出してマニフェストするのです。アファーメーションすることにより、自分の潜在意識に入っていくのです。

人生を謳歌するのは自分だけではないということを再度理解しましょう。そして大きなこと、夢 を考えるのです。Think big, think enhancementするのです。

グローバルの時代になった今、すべてがこれまでとは全く違った環境になっており、IT技術の発達で新しい人たちの考え、実行力がどんどん大きくなり、これまでのままでいると知らないうちに風化して、孤島に取り残されたのと同じようになってしまいます。

毎日が大きく変革する世の中では、自分も変革、変容を考えなければなりません。さもないと顕在意識からの目標、ゴールだけになってしまい、本当のDesired Stateにはならないのです。

夢を大きく持つ前にこれらの仮想の夢を達成するための前段階のストーリーを作成しましょう。
今日のブログを読まれてあなたはどのようにお感じですか、
でも…、と反対の事を考えるのも良いですし。
それなら…、と新しく計画を立てる、夢物語の整理をするのも良いですね。

ではまた。
 
杉井要一郎 / 2015年4月第4週号 © All rights Reserved by Gledis Inc.


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