6月第1週号 自分の判断を第三者に客観的な視点で見てもらう事が出来ますか。またはそのような知人をお持ちですか。

#66 Transformational coaching
 

倫理観とは何か、最終的には人間の尊厳死とは…
自分、人の本質を語ることが出来る友達を持つことがどんなに大切か。
そしてあなたは本当のライフコーチとしてコーチに成り得るか。

いま日本で一番頭の良い人は誰ですか。世界で一番経営能力のある人とは、私たちは皆いろいろなことを知りたいし、できればその人と一緒に研究もしたいと思っています。

自分には限度がある事を知っています。または自分で限度を作り、柵を張り巡らしているのも知っています。

ではどのようにしてそのBarrier限度を取り外すことができるのでしょうか。
また、Barrierを取り外すことによって自分の本当の目的が達成できるのでしょうか。 すべてを知ることができたらば未来も見える様になるのでしょうか。どのような価値観がそこにあるのでしょうか。

大きな課題を前にしたとき、日本人は一人でその正解をだそうと必死に考えます。
しかし、このIT・AIによる変容の時代ではそのような思考法では、時代に追いついていけません。
21世紀のリーダーシップをとる人は、若いうちからそのような積み上げ識名思考法を変えていかなければならないのです。

特にエグゼクティブに対峙するコーチは様々な方を相手にしており、その方たちは、多くのことを知っており、器が大きな方ばかりでなく、太い軸も持っています。
コーチは絶対に知ったかぶりをしてはいけません。また自分が多少なりとも、または欠片(かけら)でさえの答えを持っているとしても絶対にそれらを表に出したりはしないのです。そんなものはエグゼクティブにとってはなんの足しにもならないどころか思考の邪魔をしてしまいます。

  • わざと反対の事を言う。(真逆法)
  • 相手の表情を見て、その場の雰囲気を読む (Emotional Reading)
  • 相手の知らない、自分も知らない思考の隙を探す
  • 相手を打ち負かすことができるように強い論理性と感情を持つ
  • 相手の思考の整理をしてあげる
  • 相手に新しい境地を開かせるためのメタファーを話す
  • 相手に人生について学ぶことを教えてもらう

エグゼクティブに対してはこれらの覚悟で望んでいます。
同時にそれらの環境がわかる程度の経験はしていないといけません。そうでないとクライアントにとっても失礼にあたります。

その上でいろいろなDialogue、Power Questionをし、Metaphorを提供して相手が自ら強いIntuitionが出せるようにするのです。

ではあなたはどのような領域/分野に強いコーチですか。
人生ですか、
ビジネスそれとも経営ですか、
または組織やチームの専門家ですか。

苦労して今の生活になった人の多くは、その自分の経験からライフコーチになります。でもそのようなコーチのクライアントの99%は成功しないのです。それは他人の成功例は他人にとっての成功例で、それを自分に当てはめることはできないのだからです。

ライフコーチの人がコーチをしてあげているのにどうして成功しないのでしょう。またはコーチ自身がそうならないのでしょうか。

いろいろな成功者の例を見ると、過去の苦しい経験から努力をして成功したり、変容することによってお金持ちになったり、犠牲的な高貢献により、知らない自分が幸せになる成功事例がほとんどです。

今の日本人はヨーロッパ、中央アジア(ロシアも含む)、アジア、中南米、アフリカに於ける人たちの現在の苦難を知らなすぎます。何を基準として話すかの本質を見極めてから成功とはの自分なりの定義をこしらえてください。この続きはまたの機会にいたします。

夢は叶えられる、それは本当でしょう。でもそのあとに続くいろいろな条件に備えるための別のマイルストーンをコーチと一緒に作らなければなりません。
自分がなりたいようになった人の成功例だけに目をむけるのではなく、その成功に至るまでには多くの失敗もあるはずです。

全ては自分のマインドセットです。
そのマインドセットはIQではなくEQです。
EQはメンタルが多く介在します。
メンタルにはレジリエンス(立ち直り、反発力)もあります。

そのEQを若いうちから育ててあげましょう、もしもあなたが人材育成の責任であるならば今からでも遅くありません。
本来ならば子供達に対してEQを教えましょう。
若い30代の人たちをこのようなEmotionalな修行の旅に出しましょう。
その人たちは倫理的にも自分を成長させてくれた会社に恩返しをすることに間違いありません。

これらは知恩報徳といいます。
ではあなたはどんなことを若者に勉強させていますか。IQではなくEQですよ。

3つで良いです。教えてください。
1…
2…
3…  

お返事をお待ちしています。 


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