6月第4週号 ~千里の道も一歩から~♪

#69 achieving coaching

一日一歩三日で三歩、三歩歩いて二歩下がる♪ ~千里の道も一歩から~♪。

この歌を覚えていますか。


多くの皆さんは、ゴールを決めると一足飛びにそこに到達しようとします。しかしどのようなことでもそうですが、最初の一歩が肝心なのです。自動車を走らせるのも最初のギヤーはとても重いです。子供の成長を見るのは楽しいですが小さい子供はとても手がかかります。 旅は常にはじめの一歩から始まりますが、準備が必要です。登山も4000m以上の山になるとそれこそ1年以上前から準備を始めます。

人生は、今現在から未来に向かっての旅Journeyです。

トリップTripと違うのは、その期間がとても長いのです。


何日も、何ヵ月も、何年もかけて目的地・ゴールに向かって進んでいくのです。そして前に進むたびに戻って再準備やもっと強くなるための訓練をしながら更に先へと進んでいくのです。
それはちょうど高山病にならないように適応させるが如くです。
肉体を鍛え、強靭な精神への訓練(メンタルタフネス)をするのです。
あなたは常にいろいろな旅の途中にいるのです。

ゴールに到着するまではすべてがプロセスのマイルストーンです。従って全体の姿を知った上で、これまでの進捗を知らないと今自分がどこにいるのかを見失ってしまいます。
このプロセス・マイルストーンで経験する喜怒哀楽を楽しむことが人生の幸せなのです。性急にゴール到達を求める人にはこの長い旅は非常に辛いものがあります。そして非常に苦しい修行なのです。それは失敗と成功の繰り返しという我慢であり苦痛です。途中で満足してcomfortableZoneに入りたくなるため、そうならないようにする自分のエゴに対する挑戦でもあるのです。

それらを通過した後に大きな喜びと成功があり、新しいゴールに到達するのです。さもなければ、大海に漂う小さな小舟に揺られる人にすぎません。もちろんそれも人生の幸せの一つです。

問題は発達段階的な成長に至るまでの忍耐Patience、訓練Training、利己主義Egoという言葉です。

Journeyは、自分とはなんだろうということを知るための旅です、これは今日以降、未来のまだ知らないところへ向かっているからです。

明日Tomorrowは常に未来です。そしてゴールという今までの潜在意識から推測した自分の夢に向かっているのです。目的地についた時の喜びをまだ味わっていないので、何を準備したらよいかがわからないので全てに対して訓練をしているのです。それが人生、三歩進んで二歩下がるという心構えなのです。

Tripは小さな旅です。

これは未来であっても手が届くところにある目的、ゴールなので楽に到達できます。
このトリップを何回もして慣れてくるとだんだんと長いトリップ、さらには旅Journeyに慣れていくのです。

Journeyに慣れると、今ある環境と未来の環境の違いがうっすらとわかるようになります。それが仮説でもあり、自分の知っているヒラメキにもなり、ヒラメキはトキメキになり、トキメキは希望になるのです。今まで勉強した知識、または訓練した経験、鍛えた体や精神を駆使して未来への困難な旅に挑戦しているのです。

この希望、ヒラメキが多く出るようになると五感から飛び出たもうひとつの六感が湧いてくるのです。それらの六感はいろいろな連鎖思考から出てくるのです。この六感が出るようになると目的地についたときの感覚が浮かんできます。これがひらめき、直感で、こんなような成功例になるのだという感じがつかめた瞬間モチベーションが湧くのです。

この時点で自分にコミットメントをしたようなものです。
なぜならばこのコミットメントは自分で決めたことですし、イメージの中での成功した感じがVisualizeされてくるからです。さらにもっとゴールが困難な旅を成功させたくなり、自分の思考に集中して行動ができるからです。これは今までの知識一辺倒の勉強法から第六感への思考へのTransformationで、この方法が一番大切であるとわかってきたのです。

この旅は経営にもビジネスにも通じるものなのです。なぜならば経営、ビジネスは絶対に後戻りができないからです。
同様に自分にとって一番長い人生の旅に通じるのです。この旅のような変化を求めて挑戦していれば、前向きで幸せを追いかける旅に出るのと同じで、その気持ち、マインドがビジネスモデルの変化の追求に通じるのです。

しかし現実にはいつも成功したりうまくいくとは限りません。その半分近くは失敗であったり、予定通りにいかなかったり、自分の怠惰のせいで遅れたり、(Procrastination) サボタージュ(sabotage)したりして、失敗するのです。

さてそのようないろいろな困難にあった時にあなたにはどのくらい回復力(レジリエンス Resilience)があるのでしょう。それは最初に持った志、誓いの再認識です。
この強い回復力Resilienceを持っていろいろなことに対応しないと新しいComfortableZoneに再度突入して自分を見失ってしまうのです。

回復力の勉強をしてみましょう。回復力が弱い人、新しいことへの移行がなかなかできない人は過去の自分の固定観念を引きずっている人です。そのためにも自分の回復力、気持ちの切り替え、自分と意見が合わなかったり、嫌なことを言われても、また勉強でも今までと違う勉強法をするためにもこのリジリエンスを強く育てましょう。特に優秀な人材の育成は過去の延長にはありません。また新しい勉強法を考えるのもそう簡単ではありません。是非とも、新しいメンタル的なコーチングを習得してください。

その一つがレジリエンスです。

そのためには自分が今まで培ってきたImmunity 免疫力の抗体を打ち破らなければなりません。

Educating today with yesterday's methods is a huge challenge.

The 5 Ys system is the answer to a future mentality of intuition.

 
なにか思っていた事と違うことをひらめいたら、それが潜在意識から出て来た本物の自分の直感なのです。その直感を実際に行動に移し、実験して初めて論理性が見えるようになるのです。それはほかのメタファーにも通じるはずです。

この回復力と直感(intuition)・ヒラメキ(inspiration)は重要な関連性を持っていますので、今後のブログではこの課題に関した内容を多く取り上げます。なにかひらめいたら是非ご一報ください。

杉井要一郎 / 2015年6月第4週号 © All rights Reserved by Gledis Inc.




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