#72 Performance Coaching |
リーダーの役割はどんどん変わってきています。全く違ってきているのです。
このブログでこれまで書いてきたリーダーについてのいろいろなことを理解されていれば、リーダーがすることは知識の付与や、自分が何でもやることではないことがお解りになっていることと思います。ではなんでしょうか。
リーダーの役割は多岐にわたり、人材育成プログラムとプ ロセスもそれに従って増えてきており、かつての工業化社会でのやり方とは全く変わってきています。プロセスの一つひとつに専門性の高い人がかかわることで 複雑なプロジェクト、グローバルプロジェクトを成功させているのです。
従来のビジネスのプロセスを教えるのはもう古い手法なのです。
同じく従来の知識を教えるのもObsoleteです。又、能力を如何にアップグレードするかもありきたりの応用で、これからは本来の知識の応用から如何に変革する能力を作り出すことが出来る思考に持って行くかがキーです。
この前の2つのブログで書いたようにこれからの人材育成は一連の成功フローがあり、そのフローに一度入ると後は楽に成功していくという流れに乗せることです。
その際にリーダーは部下が本当にこのプロジェクトに打ち込み、集中できるように環境を整える事、自分はもっと未来を見据えたヒラメキの醸成に集中するのです。
ここまでシリーズで各ポイント(点)のブログを書いてきました。
この先はリーダー、コーチの腕の見せどころです。まず、これらの点をどのように結んで線にし(プロセス)、そして面にして自分のOS周りのミドルマネージメントにするかです。
ここまで創造出来たらあなたは既に立派なリーダーであり、コーチです。
世の中はものを「教える」ことから「ケースから学ぶ」ことに変わってきています。ソリューションもAIに取って代わられ、小さな問題解決は思考のうちに入りません。IT リテラシーの受容体がどのくらい出来ているかで、難しいことのひらめきの違いがでてくるのです。
そうです、あなたの仕事は前の3つのブログの内容を考えて部下に実行させるだけでなく、これらの全体像を拡張させることなのです。
あなたの仕事はまずはこれら全体を理解し、メインボードを描き、その上に載っているOS周辺をいかに応用するかを明確にし、全体像を常にビジュアライズできるようにすることです。
ここまで来たらならばもうおわかりですね。あなたの次の発達段階は何でしょう。
ケースで考えてみましょう。
1.ケース A
他人のことで良いケース
2.ケース B
他人のことで悪いケース
3.ケース C
自分のことで良いこと、悪いことのケース
企画でも、新事業でも、特に多いのは人事に関してありますね。
まずはこのあたりの優しいケースから始めてください。
あなたはどの例をとってもリーダーで且つコーチです。
すべての発達は議論ではなく実際の行動をとったあとに事実があるということです。(Richard Dawkins)
これらのエクササイズにより、あなたの頭の中の潜在意識が刺激され、より強固なものになるのです。
- 今後の人材育成、リーダーの育成
- 資質を持つリーダー
- ケース スタディー
- トレーナー
- ファシリテーション
- 指揮者
- コーチ
部下に対しては、ケース スタディを重点的に勉強させましょう。
そしてヒラメキが出る創造力の在り方の初歩をマスターさせることです。
そのためにはりーダーである自分もひらめき、直感が今以上に出るようにしなければなりません。
これら全体がわかるトップリーダーの育成が必要です。
1対1のコーチングで言いにくいことも話し、会社の中で相談できないことも相談できるコーチ、メンターを持つことが会社にとっての大きな進展になり、コーチ自身も成長するとともに人生を楽しく過ごすことができるプロセスを通過することになるのです。
リーダーが一度しかない人生を自分自身で体感し満足したら、部下にはそれ以上に満足するような人生を送ってもらうようにするのがマズローの言う、self-actualizationなのです。
さてあなた自身は今回のブログを読まれてどのような感想をお持ちですか? そしてこれからはどのようなことを考え、実行したいですか。自分、家族、部下、会社に対してです。
杉井要一郎 / 2015年7月第2週号 © All rights Reserved by Gledis Inc.
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