11月第4週号 全く新しい夜明けの時代がやってくる。 最先端技術日本の夜明けです。陽はまた昇る、です。

#91 Advanced Technology

最先端技術を駆使したAdvanced Technology時代になるとしたら、そしてあなたがこれまでプロフェッショナルとして活躍してきたことがもう時代遅れObsoleteで使えない、いらなくなったらどうしましょう。

それほどに新しい技術が続々と登場してくるのです。

2020年には私たちの生活も自分が気づいていないうちに現在とは大きく変わっているのです。


あなたはこのような事態になったとき、自分の価値観とコンピタンスを拡張変革させることと減少消滅させること(この場合は色々と考えなければなりません)のどちらで対応しますか。

Flexible・Adaptable コーチング


今でも多くのビジネススキル/サービスが新しいCutting Edgeの中で陳腐化しています。
逆に全ての人にとってものすごく大きなビジネスチャンス、新しい時代に求められる何かを数多く輩出する時代です。こんなに大きな変化に遭遇するチャンスはめったにありません。
それも不遇から始まって起こるチャンスではなく全く違うドメインに移行するチャンスなので、誰にでも与えられた魅力あるPotential なchance 好機です。

これまでに成功してそれに甘んじていた人は変革を余儀なくされます。ほんの一部のスーパープロのレベルは生き残りますが、セミプロやプロのレベルの人は早いうちに自分の持っているスキルをチェンジするためにどうやってトランジットしなければならないかを今から考えなければなりません。

Mode change コーチング


Adaptable &Transitional 変革コーチング


この2つが今までお話ししてきたTransition & Transformationへのチャレンジ・モードチェンジの現象なのです。既にデジタルカメラは姿を消し、PCでさえもiPad, Smart phone にその地位をうばわれてしまいました。

あなたの頭の中はFlexibleですか。まだまだ変革の余地が多分にありますか。
そして何事にも対応できまるAdaptableでFlexibleですか。
目まぐるしく起こるこれからの変化を抵抗なく受け止められるオープンな気持ちの持ち主になっていますか。

同様にTPP協定への参加により、この先5年のうちに全く違うスキル、規模にしないとこれまでの道具やプロフェッショナルスキルではグローバルに太刀打ちできなくなるでしょう。
特に国によって保護されている/されていた特殊な技術、サービス、産業は今から新しい変革に遭遇すると考えておくべきです。いつまでにどのように変更するということはありませんがそのような思考を早急に持って対応することです。

スポーツや文化でも同じです。芸術や国から特別に指定されていた援助も全く同じです。
それらがグローバル化されて平準化されていくのが未来です。
なぜ今までと同じ過程を辿らずに、今まで以上の事ができるのでしょう。あなたが文化遺産でない限り変革を求められているのです。

踊りや和楽器など固有の民族文化はほんの少しの人に引き継がれる以外は遺産としてHeritageの価値でしょう。これまでのように人に引き継がれるにしても方法が全く違います。既にデーターベースにきちんと保存されているからです。

漆器、日本舞踊、茶道、活け花、武道……….
スポーツでも同じです。ある程度は趣味としてやればよいのですが、歳を取ると途中で別の事に変更するのが大変です。ゴルフ、テニス等でも若いうちからやっていたのと歳をとってから全く初めて行うのとは違います。
階級が年代別になっていないもの、重量が自由なものも大変です。
音楽も自分では良いと思っていても世界の同じ楽器、声楽と比べると100倍の数の競争相手が出てきます。

なにかで特別な賞を取ったといってもマイナーな賞では個人に限っての小さなモチベーションでしかありません。オリンピックで優勝した選手がホテルのドアボーイをやっていたり、ゴルフ場でカートの掃除をしたりする時代です。環境の変化についていく術を知らな過ぎるのです。それらのキャリアパスのあり方も変わるでしょう。
ドーピングもばれました。それは倫理の世界観から外れていたからです。

ことばも英語だけでなく中国語、ドイツ語、スペイン語とたくさんの言語が入って来るようになり、フィリピン人、タイ人、インドネシア人、その他の国の人々と日本国内も多民族化や専門化してくるでしょう。

世の中の価値観、個人の価値観が今までのような緩やかな変化ではなく全くスピードが速く、本質的にも内容が変わってきたのです。文化でさえもが変わってきたのですから、倫理も変わったのです。もちろん信念も変わらざるを得ません。科学立証によってこれまでの学説を覆すことが多くなってきたからです

これまではあることを成し遂げると、さらに向上心が芽生えもっと上を見たくなる。
そのように価値観がどんどん大きく膨れ上り、さらにエスカレートし、その上を見ながら練習に励み、お家元についていけばなんとなく小さなグループの上の方に行ってモチベーションが高くなり、収入にもなったのです。免許、認定書、承認書などはその人の得意な技術とみなされてきたのです。しかしその時代でさえも15年前に終わったのです。

例えばスポーツです。あまりにも国際化して、ダイバーシティー化しているのです。
相撲は国技と言いながら、今や横綱は皆モンゴル人です。
柔道もとっくの昔にオランダに持って行かれました。
逆にフェンシングで日本人がチャンピオンになったり、日本の得意芸でない分野で優勝しているのです。競争相手は世界です。

歌舞伎、浄瑠璃、能楽などは、この先もっと盛んにするものではなく伝統芸能なのです。実際にそれをそう考えるのが皆さんは嫌なのです。自分ではなく誰か他の人に守って行ってもらいたいのです。

次にキャリアパスの話です。スポーツでも芸術でも技術でも今ではある程度やってみて駄目ならば早いうちにマインドの切り替えをするように奨めています。そうしないといつまでお同じことをやっていても駄目なので、今までよりも早く気づき、変化への対応をしなければなりません。若い子たちがどんどん上達し、筋肉の発達が良くなり、年齢を取った人には酷になります。それに気づかせることも非常に大切です。これもコミュニケーション技術が必要です。

金沢の漆塗り職人も同じです。大島紬も同じです。和菓子屋も洋菓子との協創ですし、床屋も同じです。専門店が扱っていたものがスーパーで売られている時代です。
カメラショップ
音楽家も同じです。
絵描きさん
宗教家も同じです。
医者、弁護士、公認会計士も
今迄の処置医療から予防医学に変ってきました
学校の先生はその最たるものです。今までの教科ではついていけないのです。

では生きている間、私たちは仕事以外に何を自分の価値観とすればよいのでしょうか。

私達が皆さんに支援できるのは最初に発達段階的に現在の状態を見ながら将来の可能性、自分の持っているコンピテンシーの利用価値があり、論理的で、現実的なものを探してもらうことです。
次に本人も知らなくて、他の人も知らないという本人の可能性を見つけ/探します。
I do not know what I do not know.  の世界でのコミュニケーションです。

そのためのいろいろなツール、方法は実践のところでお話しします。これらは質問だけではありません。これこそがコーチングの妙味である人間の質のコミュニケーションで、長期的に考えなければならない難易度の高いものです。

これが発達段階的な時代環境に沿った向上をする思考なのです。そこには必ず新しいチャンスがあります。そのチャンスを見つけるための思考がシステミック思考なのです。そしてそこで考えられた結論をシステマティックに、Dynamicに躍動させるのです。

それがKnowingの後に来るDoingで、その後にBeing 各々の違った成長のあるべき姿が結果として現れるのです。そしてその結果をPDCAを用いて次へのKnowing, Doing,Beingと螺旋状に向上していくのです。

さもなければその種族は自然に逆らえずに滅びていくのです。自然の摂理です。

このような考えを今から持って未来の創造へ旅立ちましょう。そうすれば4つのキャリア、人生を今よりももっと幸せに過ごすことができるでしょう。
本当に自分の事ばかり考えていることが幸せなのかどうかもわかります。これからはどんどん忙しくなり、やることが多くなりますね。

ではどのように行動を開始しましょうか。


杉井要一郎 / 2015年11月第4週号 © All rights Reserved by Gledis Inc.

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