12月第2週号 ネクストジェネレーション 未来白書の考え方 あなたにとって絶対に必要な未来志向。次世代を誰が担うのか。自分が背負う? それとも後継者に委託? これからのあなたの生き方を2分するときです。

#94 思考のためのLife developmental coaching

目に見えるものの価値から、目に見えないものへの価値観の変容

自分または後継者にとって何が未来のために本当に大切になるのか。普段このブログを読んでくださっている皆さんへのInput-ship 、潜在意識の頭の体操です。IQではなく大切な未来のEQとCQです。Q=Quotient 指数です。

エグゼクティブコーチングで一番多く求められるのが、エグゼクティブの未来に向けて開発とPresence、見た目・雰囲気、器です。(The European conference board 2014)
コーチングは未来思考の発達に必須のものなのです。
キャリア開発、さらなる成果の向上(Performance)、多様性(Global Diversity)に対する寛容な許容、自分には見えずに気がつかないものを探す旅です。特に人の上位になればなるほど裸の王様になるからです。(I do not know what I do not know. 自分の知らないことの道への思考です)

思考のためのLife developmental coaching

  • I.Q.=Intelligent quotient  知能指数
  • EQ=Emotional Quotient  心の知能指数(情緒指数)
  • CQ=Creativity Quotient  創造力指数

現在の人生の延長線上にあなたの未来があるとしたら、あなたは優先的に何にフォーカスしますか。未来のためのあなたのゴールの設定をするのです。そのゴール設定とこの先30年にわたって何をすることがあなたにとって一番重要なのかを掘り起こすサポートをコーチにしてもらうのです。
ほとんどの人はそうは思っても実際に考えて紙に書くことはしません。
ほとんどの人の未来像とは、話すだけであって実行をその日のうちからしないのです。
大切なことはそれを考えることが先ずさいしょに必要ですが、絶対的に必要なものはそれために今からでも実行することです。そのための第一歩が思考することです。
そのためにはあるとあらゆる思考、特に想像力を働かせるよう右脳を使って潜在能力を高め、ひらめきや直観、様々な類推 Analogyなどを駆使して価値観の創造ができるように勉強させることです。
思考の妨げとなる否定的なものを横に置いておいて、どのようなものが潜在意識から浮かび上がるのか。どのようなことを想像するのか、のために時間を費やするのです。今知っているものの中で何を残すべきか、継続していくものとそうではなくなるものとは何か。これらのことを思考しなければなりません。 では現在のあなたはどの立ち位置にいるのでしょう。自分の重要性を何に求めているかによってあなたのPresenceに対する価値観も大きく変化して成長していくのです。

この問いかけはシンプルな質問から抽象的で回答が一つだけではないものにまで広がります。

ゴールグリッド 未来への課題 ; 持ちたい夢で(Want)でも今持っていないこと。

人生あるいはビジネスで言うと、「これ」という明確な一つの答えではなく、その背景にはいろいろなもの、いろいろなことがたくさん考えられるものです。未来のことなので考えるのに時間がかかり、複雑な難問になるとその回答はきれいにはビジュアライズできず、なんとなくぼやっとしている概念からスタートします。それらは自分たちで最大公約数を探すように凝縮されるのです。それらは多くの中くらいなVisualization から始まるのです。 
これらは仮定形になっているので、どんなことでも課題になります。
これ等がこれから求められるEQ(Emotional Quotient)とかCQ(Creativity Quotient)です。

どんなもの/ことが考えられるのか

  • 一般的に考えられること:Tangible 可視化されたゴール
  • 目に見えないもの:Intangible 否可視化のゴール


未来に起こるであろうことを考える際にはどのような思考法が必要か。
未来のことなので目には見えないけれどビジュアライズすることはできます。アファーメーションすることもできます。

現在の自分の考えられる最高の状態の延長線上で発達段階的に変革していくもの;


  • 変革、改革、発達、類似性、成長 の類推型思考


チーム脳・社会脳のように自分ひとりではなく皆で考え、行動し、思考をめぐらす。
対極的なものやことが混在していて、思考の冒険が必要なもの。

このようなことを考える癖をつけることをしていきましょう。そして今までにはない、自分では思いつかない、コーチも知らないことを考えるようにします。それが未来のトレンド、波を掴むコツへの出発思考です。

Out of the box 思考

日本に住んでなくても結構です。今から日本を脱出して違う文化、違う環境を経験するのも冒険です。宇宙に飛びたつアドベンチャーです。一人で無人の孤島に住む。 インドネシアの未開の地に冒険する。いろいろな趣味を持った人、自分が何を求めているのかわからないようなマインドに落ちた人がこのような旅に出ます。そしてヨガにであったり、瞑想にであったり、して帰ってきます。もちろん何かの結論を持って帰ってくるわけではありませんが、何かこれがきっかけでいろいろな啓蒙的な本を読むことを始めたり、日本に帰ってからの考え方はものすごく肯定的になっています。自分のこと、自分の考え方をいろいろな面で私に話してくれてAffirmするのをこれらの人から見ることが出来るのです。特に自分で仕事をエキスパートとしてやっている人から見させられるのです。

貴方の未来はどのようなゴールがあるか、その目的は何かを考えるための時間を持ったことがありますか。 なにも考えなければ自然と今の延長になります。 それも自分の人生ですから別に悪いことではありませんが、多分にもっとよくなりたい、健康を維持したい、今自分に出来ないことで何かを人のためになることをしたい、等を自然と考える時が来ますので、その時を待つのではなくどのようにすれば自分の人生をもっと豊かにするために考えることを始めるのです。 特にあなたはこのような人です、と他人から言われないようにするための自信、自己認知を持って未来への目的と大きな思考上のゴールを考えるのです。それとも何か新しい環境に遭遇することを期待していますか。

ここに述べたことは構造論です。目に見えるものではありません。しかし、目に見えるものは次第に古くなる(経時変化)もので思考が有機的に新しくなるような変化はしていきません。ところが思考だけは、目に見えなくてもいつでも取り替えることが出来るし、勉強することにより、自然と潜在能力が発達段階的に変化していくのです。

問題は、今まで自分の中に信念としてまたは経験から既成事実としてInputされた考え(Limited believe)を取り去ることはとても難しいということですので、取り去るのではなくもっといろいろな幅を広げるのです。もっと奥深くまで、裏の裏まで考えるのです。モノはすぐに取り換えることが出来ますが、メンタル、特に自分の信念や自尊心、潜在意識、記憶にかかわることは急には変えられません。そのためのMulti Perspective 多面思考であったり、真逆に物事を考えたり、拡大類推思考をしたり(チャンクアップ)、分解したり(チャンクダウン)、集合したり(具象の抽象化)、2次元から三次元への挑戦をしたりするのです。またはそれらのどれかを組み合わせて実行するのです。

宇宙からのエネルギーにより、無限に変わり、広がっていく世の中です。広がることが出来るEQ, CQの向上に力を入れましょう。ものづくりプラス思考づくりの世界です。
そのためにどのようなことをゴールとすればよいのか、目的をしっかりと持つことです。その後にお得意のPDCAを回せばよいのです。思考の拡大、拡張、変化、変容、発達のコツをつかみましょう。そのための未来に向かって発展させるのをサポートするのがコーチの役目です。

これは11月オープンセミナーからの抜粋です。
大切な思考とは


是非ともこの中の7つの論理的でない思考を実行してください。それも意識して実行するのです。そうすることにより、自然と自分に忍耐力が出てきたり、抵抗力がついたり、メンタルタフネスの力がついたりするのです。

多くの偉人、成功者の考えを勉強することも必要でしょう。古典だけでなく現代の成功者のLOA引き寄せの法則を勉強することも必要です。小さなことに腹を立てず、常に悠然としている姿、何でも受け入れ、それに対して安泰として構える姿があなたの未来の器になるのです。あなたは小さいことに吠える子供の犬ではないのです。

例えての話です。自分の身近にあるスマートフォン、そして思考の中にいる明るい人生を歩んでいる自分、宇宙からの隕石:そう、これらの3つの言葉を思考に入れたあなたの姿は5年後にはどんなになっていますか。

また、何かに行き詰った時にはそのものから離れて、映画を見たり、分野の違う本を読んだり、その日のうちの新聞を読んで関連性を見つけるのも面白いです。

こんな楽しい思考の時間はありません。本当に思考とは面白いですね。無限の変化への思考を挑戦するのです。小さな挑戦から徐々に拡大して自分の生きがいを考えるのです。
Back to the futureのようにです。

今日も一つ今から始めてくみましょう。もしかしたら自分だけでなく家族とやるのも面白いですよ。

Let’s start!


杉井要一郎 / 2015年12月第2週号 © All rights Reserved by Gledis Inc.

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