本格的なグローバルとは何でしょう。それは、皆さんのその時の状態すべてを開示している時代になっているのです。
Transformational
coaching
未来は無限、毎日、人はその無限に向かって一日ごとに成長発展をしているのです。
クローズド(Closed)、オープン(Open)、有機的(Organic chemistry)、無機的(Inorganic chemistry)にかかわらず全ての人の情報は何らかの方法で守られており(Protect)、そして又開示(Disclose)もされます。
昔の電話はクローズド、で情報、お互いが話すことの秘密は守られていました、他の人は特別に法をあえて破ってまでも盗もうとしなければ、今でも電話で話す秘密なことはまだまだ誰も判りません、それはClosedな形での会話だからです。それもデジタルもあればアナログもありますし、それらは有線でもあり、無線でもあります。
新聞はオープンで情報はすべて開示され、おおやけ(Public)だけれども一方通行の情報開示です。
これらの情報は一般に、すべての地球上の人たちに必要と思って一方的に開示される情報ですから倫理的にも道徳的にも内容が非常に厳しくきちんと守られているのです。オープンといえども非常に新聞の倫理規定に則って開示されているのです。公共の利益になるための一方通行なオープンな情報です。
次にコーチングにあえて話を切り替えます。(Metaphor)です。今でこそコーチを探すのは既にグローバルでどんなコンピテンスを持ったエグゼクティブコーチが世界中の何処にいて、どのくらいの経験で、どんな内容が得意で、言語は英語、日本語、中国語、スペイン語、その他必要に応じての現地語、それらは当たり前で、且つどんなコンピテンスを持って居て、どの様なFeatureの人かはLiked-Inを見れば大体の人がビジネスでは想像がつきます。それ以上のものを持って居るのがTalent Managerです。
グローバル社会になってコーチングの人材もコーチも流れが全く変わってきた。多国籍化してきた。Cross Boundになってきたことです。欲しい時に欲しい人をいつでもどこからでも探してくるのです。
I. クローズの閉鎖された環境においては、皆さんのIdentity ID住所が判るようになってきたからです。昔から個人に対しては郵便というものがありました。それはすべての人が住所を持って居たから郵便局を通してすべての内容が配達されていたからです。それも郵便の倫理規定に則って各人に配達されてきたから秘密は守られてきたのです。次にクレジットカードが皆さんの情報を銀行よりも広く一般にその関係者だけには開示されるようになってきました。
II. オープン・クローズドの環境においては、郵便による制限がされているとはいえ、いろいろな知らないところから宣伝の郵便が来ることがあります。それらは名詞から来る事も有りますし色々な住所録の中からリークされてくることが多くあります。学校の住所録、会員クラブの住所録からです。オープンと言えどもまだまだクローズドです。同じことが電話でも知らないところから勧誘の電話が来ることがあります。これらは一方通行というよりも既に双方向になっているのです。
III. クローズド・オープンになり、双方向が当たり前になってきたのではFacebook, Skype, Linked-In, Line等があります。これらは一応会員制ですからクローズドとみなすことが出来るのでしょう。これらはSNSと称して全てInternet上のHTTPという住所録上での個人の住所を通して皆さんに連絡をされているのです。これらは既に情報があるところにどんどんと集中的に集まっているのです。例えばAmazon, NTT DoCoMo, Google等を例にとれば判ると思いますが、こちらから要求しなくてもいろいろな情報が入ってきますし、いろいろなお知らせも既にコンピュータ関連のSecurity会社、等がFirewallを超えて入ってくるのです。
IV. 例えば今、ニュースでアメリカの民主党候補の中でも取り上げられているヒラリー・クリントンが国の重要事項の話を自分のMobile Phoneで話した、話さないと言う事まですべてが判っているのです。
最初の話に戻します。コーチングプロジェクトの構造・プロセス(Structure)がドンドンと大型化されてきています。今後はもっとグローバル案件が増えることでしょう。それにつれてもう一人でコーチングを行う、という日本のスタイルではなく、多くの人がコラボレーションしていかなければならない時代に突入してきたのです。
しかもそれらの人は既に何が出来て何が出来ないか、すべての情報を開示されているのです。今でさえもです。
それでは一般の話に飛んでいきます。今ではPanamaの銀行口座が誰のものかもわかる時代です。昔はスイスの銀行がこれらの安全性では一番でしたのが今ではそのようなところはもうなくなっているのです。
ではこれから10年先に皆さんは逆にどんなことを自分の得意スキルとして持って居なければならないのでしょう。
困っていくら隠しても既に自分のIDは国が発行してくれているのです。良し悪しの話ではないのです。どこかにあなたの情報は既に貯蔵(Install)されていると思ってください。実際の結果としてデモです。
話はこれからの未来の話です。
それではあなたはどんな情報をデータベースに蓄えてほしいですか?
もし貴方の情報が良い方向性の元に見ることが出来るとしたら、そのためにはあなたは今、どんな自分自身の情報(Statement)があって、これから先にはどこへ向かっていけば良いと考えますか。
その目的を明確に今からしておかなければなりません。その目的とはあなたの戦略です。あなた自身の戦略が明確にならないとこれからどのようなOpenな情報が出たときに自分にとって好ましい、内容、Competence スキル、能力、資質がいつ、なんどき、どの様な目的で、どこから出てくるかわからないのです。そのためには今からあなたの必要な情報をきちんと整理しておかなければならないのです。
うその表記は絶対にいけません。それはいちどばれるととんでもことになるからです。実際に自分が出来ることを考えておくのです。
もしすでにあなたが自分のスキル、能力、資質において好ましくない内容を持っているようでしたら、それらを取り去るのが一番てっとり早い方法です。そのためにもあなた自身をきちんと今から見つめなおさなければなりません。
特に自分の知らない癖、自分が欲しくない情報、自分自身を良く知っている人に聞いて、何が自分にとって一番得意だと思われること、自分の事をもっと第三者的に見てくれる人を自分の本当の観察者として探さなければなりません。
既にこれらは自己評価(Assessment)アセスメントを既に行っている場合には如何に得意分野をもっと伸ばせるか、又は得意分野でないもので必要なものに置き換えるにはどのようにしたら良いのかをきちんとすることから始めることです。
これらは10年先になってからでは遅いのです。今からでも遅くありません、今日から今からでも遅くないのです。
もし貴方が仕事を探しているのならば、そして自分の事を本当に良く知ってもらいたいならば、今からでも遅くはないのです。
日本のリーダーは欧米より10年遅れていると言われています。それは今までの終身雇用制度の延長に胡坐をかいている文化があり、上司から何か指示がないと行動に移せなかったり、(Top down)自分からどんどんと提案する(Roll up)してUpfrontにコミュニケートする癖がついていないからです。
最近になって、会社も終身雇用制でなくなり、会社自体がこのグローバル化のパラダイムのお陰で激動の時代を迎えているのです。今までの日本の雇用制度の上に載っているのも良いですが、これからのグローバルパラダイム(この先はもうグローバルとは呼ばなくなるでしょう)、多様化(Diversity)の時代においてはいろいろと他の人との比較が当たり前になり、自分の資質をきちんと持って居ないとなりません。
自分勝手は全く通用しないと言う事を潜在意識の中で明確にしなければならないのです。
出来る人とできない人の格差が大きくなるのです。そのためには皆さん非常に大きな努力をしているのです。ちょうど日本が戦後10年間、如何に先進国の仲間入りをしようと一生懸命に勉強をして欧米諸国、先進国に追いつけ、追い越せと頑張ったのと同じようにするのです。
みなさんは下を見るのは好きですか、それとも上を見るのが好きですか?
自分の位置をもう一度見つめましょう。
環境はあなたの周りだけではないのです。今後の企業は欲しい人材を、欲しい時に、いつでもどこからでも手に入れる時代になりました。そのためには勉強の方法も変えなければなりません。資格を持って居ればよいというものではなくなってきたのです。本当の能力が、実践を伴わなければならない時代なのです。
会社から本当に求められることを求められる時間内に求められる成果を出させるようにしなければならないのです。
もしリーダーならばどのようなリーダーシップを発揮すればよいでしょうか。
もし貴方の部下の方があなたよりも優れていたり、若い部下だったらどのようにしたら良いでしょうか。それこそがコーチングの神髄です。
貴方ならもしそのような事態に会ったらどうしますか。
このようなことはこれから頻繁に起こります。
この内容はあなたに心配をかけるようなことではなくあなたのMental Toughnessを育成するためにも必要なのです。
これからのITリテラシーの発展は皆さんが考えているよりも早く変容を起こすでしょう。
既に皆さまはお気づきの事とおもいますが、ここ2~3年AI人工知能の話がドンドンと出てきて、今では人間の思考が時々AIコンピュータに負けるところまで来ています。データベースの開発とネットワークの開発により、そしてディープラーニングにより、人間と同じようなロジックでアルゴリズムを考えることが出来るようになったのです。
潜在意識の成長をどんどんと促しておくことです。そして思考力を上げ、脳のトランスフォーメーションがドンドンと正確に上位に向かって起こるような勉強をしておかなければなりません。スピードが今までの何倍にも早くなっているのです。先ずはスピード(Agility)という言葉だけでもマスターして実行してください。先ずは2倍速、そしてその2倍速(2 Holds)、そうそうすると、やっと米国、イギリスのリーダー層に入ってきましたね。皆さんの好きな集中力とスピード(効率・Working efficiency)です。
もし貴方がコーチであり、又は、既にいろいろな能力を上げる方法を知っているならば是非とも皆さんにそのメソッドを伝授してください。
惜しみなくするのです。
それがあなた自身をもっと成長させ、チーム、会社、国の発展になるのです。
杉井要一郎 / 2016年5月第5週号 © All rights Reserved by Gledis Inc.
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