この旅は長期にわたるものです。
なぜならば限りなくいつまでも探し続ける旅だからです。ちょっと出かけるトリップ(TRIP)とは異なり、無知から未知へ、未知から未来へと果てしなく続く長い人生の旅です。
自分の知らないところ、誰も見たことがないところへの旅なのです。そんな冒険をする自分を真の挑戦者(Adventurer)なのだと思うだけでも胸がときめきます。
100人いれば100人が、500人いれば500人がそれぞれ全く異なった答えを求めて進んでいくのです。
Ⅰ. 出来ないことを探す(自分、ビジネス)
あなたは自分のできないことを探せますか
- 潜在意識からの伝達
- Limited Belief
- 知らないネガティブ思考
- 知らないチャンス
Ⅱ. 出来ることを探す
あなたは自分では知らない自分ができることを探せますか
- 可能性を実行する
- ポジティブ思考
- 思考の衝突による新しい可能性
- スケーラビリティーの延長にあるもの
Ⅲ. 持っていてはいけないものを探す
- 古い信念、狭い信念
- 邪魔な信念
- 弱い心、恐れ、心配性
- 心の敵
Ⅳ. 持ち続けなければいけないものを探す
- 心の友、親友
- 倫理観
- 健康
- 愛
人生150年の時代に突入したのです。
それなりのトレーニングが必要です。
もし前回述べた3つの脳の働きの一部でも衰えると記憶障害やその他の問題が発生します。(爬虫類の脳、感情の脳、記憶・未来の計画の脳)
私たちは毎日働き、遊び、楽しく勉強し、眠り、食べることの中で日常的に訓練(Training)をしているのです。
一番大切な訓練は、健康でいる訓練、つまり病気にならない事です。それは肉体的な疾病だけでなく、メンタル、精神的な病気にならないように体の健康と思考の健康を維持するトレーニングです。それには2つの異なるトレーニングを継続して行うことが必要です。
朝起きて「今日も一日が素晴らしい日だ」、「今日を有意義に過ごそう」、「今日という日は本当に自分にとって大切な日だ」と思うだけでも健康トレーニングなのです。(引き寄せの法則 そのI)(ポジティブ思考)
「今週はこういう事をしたい」、「今年はもっと健康でいろいろなことに挑戦しよう」と思えるあなたは最高に幸せです。
これらのポジティブな潜在思考をしているあなたは心身ともに健康な方です。
ポジティブな潜在意識が多くあるから、何か自分の前に新しいチャンスが来た時に、その船に飛び乗って新しい旅に出ることができるのです。
心の持ち方(Mindfulness)が人生を変えます。これが本当の人生の楽しみ方です。旅の妙味ですね。どんな困難にも打ち勝つ辛抱の旅です。
あなたは健康な思考の持ち主なのです。50歳の方、70歳の方、そして80歳の方、皆さんまだまだ就労可能年齢です。
2015年にすでに人間の生命可能性は150歳を過ぎていることが判明されているのです。
75歳がその折り返し地点です。一番熟年に到達したときなのです。
前項でも述べましたが、健康には二つあります。
この二つがそろって全体バランスがよくなるのです
一つは肉体的な健康
- 肉体的な健康を保つ筋肉です。
- 40歳を境にものすごい勢いで筋肉が衰えてきます。
もう一つは精神的な健康です。
- メンタルの健康度は40歳を超えるとますます円熟してきます。
- いくら年をとっても細胞以外はどんどんと成長し増えていくことが出来るのです。
これらを維持するために自分に課せなければならない最低条件、20%の法則です。
20%の法則とは、自分が一生懸命にやっている時の20%を毎日継続して行わないとその能力や体力がどんどん低下してしまうのです。これは肉体と精神の両方のバランスが必要です。
そのためのレディネス、Turning Pointがあるくらいです。
これはためておくことができないので、今日は60%分やったからあと3日は大丈夫だということが出来ないのです。
例えていえば真夏の太陽が当たる綺麗な庭で、植木鉢の朝顔の土に今日3日分の水を撒いたからあと二日間は水をやらないで大丈夫と言う事です。とんでもない話でこれでは朝顔はあっという間に枯れてしまいます。逆に毎日20%でもこまめに水をやると朝顔は本当に素晴らしい花を毎日咲かせるようになるのです。
私たちの筋肉も同じですし、メンタルも同じなのです。
筋肉(肉体と精神)を維持するためには、朝起きたらぐずぐず布団の中にいるのではなく起き上がって素晴らしい空気を吸い、感謝するのです。会社にもできるだけ毎日歩いていくのです。
病気、自動車事故、過睡眠、過食等により、運動ができなくても何らかの形で体を動かしていないとどんどん体は衰えていきます。そしてもとに戻すだけでも3倍の努力をしなければなりません。
頭の筋肉 脳の活性化も同じです。使わないとどんどん遅れていき、しまいには使い物にならなくなり、元に戻れなくなるのです。
さあ、あなたは今何を目指して旅をしていますか。
最初の4つの旅の目的に戻りましょう。(例題です)
① 健康の旅:自分を鍛える旅です。
② 思考力を増やす旅:考えを増やすごとにどんどん能力がアップするエネ ルギーを蓄える旅です。
③ 機会を探す旅:探す目的とそのものよりも大切な何かが判ることです。
④ 未来を見つける旅:未来の先にさらに未来があるのです。先ず一歩進ま ないとその先の未来は全く見えません。
このように自分の旅の最初の一歩をどのように踏み出すか、考えてみましょう。
このアジリティー(Agility)の時代にどんなことをして自分の幸せをつかみたいですか。
それが判ったときこそ本当のチャンスに巡り合えるのです。
杉井要一郎 / 2016年6月第3週号 © All rights Reserved by Gledis Inc.
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