Time
Power Coaching
昨日を振り返ってみてください。
昨日あなたは本当に必要なことをどのくらいやりましたか。
お金は天から降ってくる、お金を好きなだけ使うことができる。
こんな良いことはないですね。でもそれは本当に必要なことですか。
自分がやっていることが本質的に必要なことかどうかは周囲の人からは見えますが自分では見えないものです。
それは自分が心地よい条件に浸っているからです。Comfort Zoneです。
それが人間の欲求です。いくら自己実現を叫んでもそれは自分が最後に望んでいる結果でしかありません。
世の中そんなに自分の思う通りに良いことばかり続きません
いずれあなたも会社を見放すか見放されるのです。
そして自分も世間に存在しなくなる時が来るのです、再生医療がどんなに発達しても。
自分も会社もいつまでも同じ状態ではなく脱皮をしなければならないのです。あなたがのんびりと非効率に時間を過ごせば過ごすほど会社は老朽化し、あなた自身も衰退していくのです。
もしもあなたが本当に会社のためを思っているのなら、すべてが自分の思い通りにできるようにしなければなりません。おそらくそれ以前に自分のことしか考えてないでしょうけれど。
自分にとって必要なことと思っても、第三者から見るとなんでこの人はこんなことに時間を費やしているのだろうと思うことが山ほどあります。
- やらなくてよいこと
- あとで必要と思ってやっていること
- 自分のためになると思ってやっていること
- 誰かのために将来役立つと思っていること
それらが何かは聡明な皆様はもう気がついていると思いますが、第三者から見てそれらは本当に必要とされていますか。
あなたの大切な価値観とは何ですか。
時は金なり。それらの時間を実際に金額に換算したことがありますか。
それらの時間があなたの人生を短くしているのを知っていますか。
マネジメントのための管理会計を作成したことがありますか。これは財務のための指標ではなく仕事の効率のためのマネージャーのための管理会計です。
さもないとAIやIoTにすべてを管理してもらわなければならなくなります。
対成果への時間管理です。
これからはIoTがあなたを管理するときが来るのですよ。
毎日4時間、それらが無駄使い/必要ない時間だとしたら一年でどの位になりますか。4時間x20日x12ヵ月=960時間
一年で40日を無駄に消費しているのです。
人を雇った場合には2か月分の給料を余計に払うことになるのです。
あなたは良いですね、大きな会社にいて本当はもっと多くの時間を浪費しているのです。もしあなたが小企業の社長で給料を支払う側だとしたら、もしそれがあなた自身でなく、あなたが雇っている時間給の人であったとしたらどう思いますか。
かつて人は作業をして賃金をもらっていました。ブルーカラーと言われている人たちです。その後工場のこれらの人はオートメーションにとって変わられてしまいました。丁度40年前です。
時は変わって今は情報化時代です。ほとんどの人は情報の価値を生むために時間を使っているのです。ではその情報化が人に頼らずアプリケーションソフトでできるようになったとしたら、あなたの仕事は何なのでしょう。
あなたの仕事のほとんどはソフトを備えた機械に間違いなく置き換えられてしまいます。実際既にそうなりつつあるのにいまだに自分でノンビリとやっていることが一番良いと思っているのです。
機械ならばコツコツと無駄なく文句も言わずにやってくれることを、あなたは一生懸命歯車のごとく同じように仕事に励んでいるのです。
第三者はそれをあなたの価値とは認めていないのです。
効率の悪い行動スピードではなおさらです。
もしあなたがやっていることは今述べたことに置き換えることができると思ってやっていると思い込んでいるならば、その内容を書き上げてください。それは今やっていることです。
おそらくその半分はやらないでもよいこと、最初に話した時間泥棒になることをやっていませんか。
そんなことはないとお思いでしょうが、あなたの今やっている仕事は、必要な内容xスピード=重要(あなたにとって)=必要ないこと(第三者には)なのです。
あなたが雇用主になったらきっとわかると思います。
あなたの与えられている本質的な仕事とは何かです。
1.
ほかの人だったらもっと重要なことをする:重要で緊急事項からやる。そのリストさえ持っていない。何が重要かもわからない。その重要事項を考えることが重要なのです。さもないとあなたの思っている重要事項はすべて戦術にすぎないのです。作業はそれでよいのです。でもあなたが本当の意味でのリーダーとなるのならばもっとほかにやることがあるのではありませんか。
2.
仕事をきちんとしなければ済まないあなた、重箱の隅まで毎日きちんと掃除をしないと済まないあなた、路上の落ち葉を毎日掃除するような仕事をしているあなた、これは感情的には素晴らしいですが、リーダーのあなたがやることではありません。もしそれが頭を活性化する毎日のルーティン、瞑想の一つならばよいのです。
3.
子供の頃からいろいろな思考法を覚えて、子どものときにやらなければならないことは何だろう、学生のうちにやらなければならないことは何だろうという本質論を身に付けなければならないのです。
4.
自分は何なのだろう、何をすべきかに気がついて要らないことを取り除く期間を与えられたのだと思って取り除くことも考えなければなりません。
人間の能力とは何なのでしょう。
能力とは自分が持っていて他人に与えることができる価値観、第三者が認める価値観を想像することです。
- 思考と無思考(有効な思考と無駄な思考)
- こなすと裁く
- 必要な事と無駄なこと
- 判断と惰性
- 求めること(もの)と求めないこと(もの)
- 欲求と放棄
さあ自分で考えてみましょう。
何が効率的な作業なのか、嗜好も作業の一つだと思ってください。
あなたは本当の遊びを知っていますか。自分に対するご褒美が何かを知っていますか。
そろそろ夏休みです。今までとは違った分野の学習をしてください。
杉井要一郎 / 2016年7月第4週号 © All rights Reserved by Gledis Inc.
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