7月第4週号 Singing in the rain:人生の楽しさを味わうために一番わかりやすい自分の気持ちの表し方

#178

これらは潜在意識の中に埋め込まれている人間の本能にも近いものです。

人間のIQはほとんどが読書するようになって発達してきます。それまでは母親に抱かれてEmotionalな感情EQが発達しているのです。

読み書きするようになって知能指数が急に上がってくるのですが、人間としての喜びは母親の鼓動のように耳から伝わってくる音によって成長させられているのです。
ですから何も教えなくても音に対しての敏感さはNon verbalで伝わり、成長しているのです。
音に加えてBeat、リズム、抑揚、音階などが生まれた時から人間性を育んでいるのです。

楽しい時とはどんな時ですか。
顔を見ているとわかりますよね。 
本当に楽しそうな顔はいつ見ても気持ちが良いものです。

そして歌を歌いたくなるような気持ちです。
音楽を奏でると気分が高揚します。
どんな時でも音楽は人の気持ちを高揚させる仕組みをもっているのです。
どんなに悲しい時でも音楽で心が洗われます。
この音楽のリズム・音階を生まれたときから人間は奏でていたのです。

音楽を聴くこと、歌を歌う事は人の心を豊かにします。
それは歌を歌うことにより、常にPositiveな気持になることができるからです。それにより、体内からストレスを取り除くことができ、あなたの気持ちを高揚させるのです。
歌を歌おうとして歌詞を忘れることがあります。しかし全く心配いりません。歌を口ずさんだり、自分の気持ちを高めたりして歩き出したくなるようにするだけでも素晴らしいのです。

歌の歌詞は作曲するうえで一番大切な要素です。その詩を口ずさんだだけでメロディーが自然と奏でられてくるのです。

梅雨も明けました。真夏の太陽の下ビートがきいた音楽が聞きたくなりますね。

暑い夏の季節の中で自分の心を肯定的に持っていき、フローの中に入るための準備だと思ってください。

フローに入ることができれば全てのものがよい方向に向かいます。
それは試験の前の自信と同じで、結果を呼び込みます。

音楽を奏でる。
歌を口ずさむ。ハミングだけでも結構です。
音楽を聴くだけでも結構です。
楽しくてスキップしたくなりませんか。

今日は夏に入っていかに人生を楽しく過ごすかのTipsをお届けしました。
実際には最初に述べたように0~2歳までにEQ, Emotionalを成長させることにより、その後の人生で生じてくるLimited BeliefやNegative思考を取り除くことが出来たら未来は明るくなるでしょう。そしてポジティブになることによりすべてが成功し、世の中が明るくなるでしょう。
私たちもEQをもっと自分の中で成長させましょう。

生まれたときから2歳までにEmotional 情緒は80%以上の成長をしてきます。それがあっという間に80% Intelligenceに 変わってしまいます。皆さんの頭の中の潜在意識を大人になっても80% Emotionalの方になるようにしましょう。そうすれば50対50 のバランスの取れた本来の人間の能力が発揮できるでしょう。

アメリカIndiana州の小学校の教師が家に遊びに来ました。アメリカでは小学校にいる間は、50:50で自由に勉強させるという事です。ですから塾の話をした時にはびっくりしていました。でも居合わせた中学生の姪は今ここで勉強をしなければ有名校に入れない、そうするとずっと後で苦しむことになると言って泣き出したのです。

皆さんは親として、または会社の上司としてどう思いますか。皆さんの部下はIQが高く、素晴らしいと思います。でも人のマネージメントはEQが高くなければなりません。
もちろんEQだけ高くてもこれはもっと全くダメです。では30代40代はどのようにして部下の育成をすればよいのでしょう。どのようにEQをマネージメントに取り入れるように成長させればよいのでしょうか。

これは朝電車の中でちょっとしたつまらないことに遭遇したり、家を出る前に悪いニュースがあったりして、気分が悪いままで出社した際のBounce back気の持ちようにも関係します。
些細なことがずっと尾を引かないようにするResilienceを持たなければならないですね。
ハミングをしながら出社し、皆の気持ちをフローにもっていくような上司先輩になりたいですね。
もちろん家に帰ったときにも全く同じです。Negativeなこと、嫌なことをいつまでも引きづらないようにするためのコーチングを受けましょう。習慣づけの話です。
またそうでない人の周りには近づかないようにしましょう。

この暑い中、混んだ電車で会社に行くのは大変です。その時に自分の気持ちをパッと明るく変えることが出来るような自分になりましょう。

杉井要一郎 / 2017年7月第4週号 © 2017 Gledis Inc. All rights Reserved.

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