2018年3月4日 取り除かなければならないことを学ぶ方法を知る(失敗を成功にする法則)

#199

失敗の法則が成功の法則に転じる この素晴らしい逆転の事実をすべてのリーダーに早くマスターしてほしいのです。


人工知能には癖がありません。でも人間には「なくて七癖、あって四十八癖」のようにほとんどの人が癖を持っているのです。

現在はとても順調でも、昔の失敗モードに潜在的に入らないようにするためには、自分が自覚していることではなく、外から自分を観察している第三者の立場の自分にならなければいけないのです。これを潜在意識からの脱出といいます。これができると簡単に他人になることが出来ます。自分で行っていることを観察する癖をつけるのです。潜在意識からの脱出はとてもかないませんが、それらにふたをしておくことはできます。そうしないと自分の失敗の癖がすぐに出てしまうからです。

失敗の法則を通り越して成功の法則に来た人は強いです。
何しろこれから先は失敗しないのですから。
では何が失敗につながったのでしょう。

それらを紐解くとともにこれから繰り返さないようにするための重要な習慣、文化、癖を自分で知り、自分で取り除くセルフコーチングです。でもこれは一見簡単にみえますが、自分では普段気がついていないことなので自分ではできないのです。

自分ではよいと思ってやっていたこと、全く知らないでやっている癖、昔は良かったが今では受け入れられない癖、習慣を取り除くのがこの失敗の法則を知り、成功の法則に変容するために欠かせないことなのです。

失敗をして初めて気が付くことがある。自分のことはなかなかわからないので、人のこととして考えてみる。相手の立場、または第三者になって考える。傍観者として考える。そして再び自分のこととして考える。ミラリングの法則、そして結果として、失敗の法則が出来る。それを逆にすることで成功の法則になる。

これらの失敗を注意したり非難したりすると事態がもっと悪くなることがあります。非難するのではなくそのような癖があることを自覚させ、ポジティブにもっていくようなコミュにケーションを学ぶようにしましょう。気づきでも同じです。それにより自分を責めたり、ネガティブに考えるので自分を更に良い方向から遠ざけることになる場合もあります。癖を知ったばかりに自分がそれを悪いこととしていつも思い出してしまうので、ポジティブにもっていく必要があります。きちんとしたコーチングのコミュニケーション能力を持った人にサポートしてもらわなければなりません。自分ではよいと思っていたり、全く気が付かないで行動していると他人に迷惑をかけたり、自分自身でチャンスを潰すことになるのです。あなたは自分で自分の癖を探し、治すことができますか。

長時間労働(効率が悪くなるだけ)、緊急事項優先(重要事項ができておらず後でもっと大きな問題になったり、緊急事項が増える事態になる)、正確症(間違いは嫌、挑戦できない)、完璧主義(いつまでたってもできない)、運動不足(健康に悪い)、おいしいものばかり食べる、早食い、威張る、人の話を聞かない、自分の自慢話、自分の言っていることが一番正しい、人の話をすぐ取ってしまう、会議で何も言わない(これが最悪、後であれこれと批判する)、批判する(正解を自分で持っていない場合に多い)、自分ができないことを認めるのが嫌なので長時間働いて自己満足をする、会社、家庭、全てにおいてストレスがたまる。それらが他人に与える影響も非常に大きい。

自分はリーダーなのに、何にでも手を出してサポートする。戦略どころか自分が作業員にまで下りていくリーダーもLineマネージャーにいる。全くおせっかいな人も失敗の法則に人に多いものです。

Perspective多面観察、これほど強い味方はありません。
相手の身になってではなく相手になるのです。本当に相手の身になって物事を考えるのです。

失敗の法則を知り、それらを取り除く、またはシールドするだけであなたは成功の法則に入っていくのです。それをするには前にも述べたように信用できるコーチにつかなければなりません。それも気の長い話ですので、辛抱強くやるか、自分でセルフコーチが出来るようになればあなたは本物のリーダーです。

杉井要一郎 / 2018年3月4日号 © 2014-2018 Gledis Inc.

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